GINZA別冊付録の「おとなのオリーブ 2015」が話題になっていますね。もちろん、元オリーブ少女(というか、正確には雑誌大好き少女)編集部・大森も楽しく拝読させていただきました。

そして、ご多分にもれず、当時のオリーブを読み返したくなりました。(実家に置きっぱなしのバックナンバーたちの所在が急に心配になり、思わず電話をかけてしまいました……。が、)実家からわざわざ取り寄せるのも何でしたので、原宿のVACANTで開催されているOlive カフェに仕事の合間をぬって(本当ですよ!)行ってまいりました。

カフェのお客さんは、「オリーブという伝説的雑誌があったらしいよ」な20代〜アラサーな方々が多かったです。そんな客層に負けず、バックナンバーを読み返してみました……「あ〜、懐かしい」。お恥ずかしながら、ノスタルジー以外の感慨は何もない。それくらい、私の思春期を支えてくれた雑誌だったのだな、としみじみ。

先頃読んだ新書『オリーブの罠』(酒井順子著)に、
「私なんてオリーブおばさんだからさ〜」と言いながらも、心はオリーブ少女のままなのです
という一文がありました……「はい、それは私のことです」と読みながら酒井さんに挙手したくなったのを思い出しました。
オリーブを夢中になって読んでいた頃=思春期の頃の自分の熱い思いをヴィヴィッドに思い出す体験は、なんだかとっても心温まる時間でした。誰に迷惑をかけるわけでもないので(と思いたい!)、自分の中の少女性(自分で言ってしまった!)にひたる時間を定期的にもちたいものだ、と思った次第です。

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