最近、春物の服を買いに出かけても、心から欲しいと思える服に出会えず、何も買わないで帰るということが続いていました。ファッションを更新できずに鬱々とした日々。

本格的なおしゃれ更年期到来か??と思っていたところ、ふと思い出したのが昨年末の展示会で試着したジャケットでした。

ウールのテーラード。ダブルの金ボタン。カラーはアイボリー。白でもベージュでもなく、くすみのないアイボリーは薄いクリーム色のようでもあります。

マディソンブルーのアイボリージャケット by川良咲子_img0
きれいな色!と誰もが感嘆の声を上げたアイボリーのジャケット¥118000/マディソンブルー 余談ですが、この写真を撮ったのは11月。まだ髪が長い…!遠い昔な気がする…。

プレスの高橋さんに伺ったところ、こちらのジャケットはチェビオット(羊毛)を使用しており、通常はアイボリー以外の毛が混ざってしまい目立つため、このような美しいアイボリー色に仕上げるのはなかなか難しい技術なのだとか。

いままさに店頭に並んでおり、同じ形のネイビーは発売直後から大変な人気!ということですが、私は断然こちらの色に惹かれました。学生っぽく見られる心配もないし…(笑)!

きれいめなテーパードやワイドパンツにも、ボリュームのあるマキシスカートにも合いそう♪「同系色のベージュやホワイトなどと合わせるとぐっとエレガントになり素敵ですよ」と高橋さん。たしかに素敵!! 大人!! 

ディレクターの中山まりこさんは、ミモレのインタビューで「ポケットにペットボトルをさすくらい、ラフにジャケットを着てほしい」とおっしゃってました。その言葉どおり、素材もテーラリングも上質なのに、どこか「ラフに着てもいいわよ」という佇まいなのがいい!

マディソンブルーのアイボリージャケット by川良咲子_img1
横や後ろから見たときに自然と体を立体的に見せてくれるのが素晴らしい♡

春夏の、目の細かい上質なウール素材、希少なアイボリー色、女性の体をどこから見ても美しく見せてくれるパターン。クラシックなのに新鮮。私が探していたのはやっぱりこんな特別なアイテムだったのかもしれません。

そういえばまりこさんも「40代は素材やパターンなど服を学び直すべき時期、そうするとおしゃれがぐんと楽しくなる」って、言ってたな。

ファッションに迷ったら、信頼するブランドで、たくさん試着して気づきを得ることが大事なのかも! そうすればぐるぐるとおしゃれ迷子にならずに済むのかもしれない。

しかし本当にこちらのジャケット、素敵だったな…。原稿を書いていたら欲しい気持ちがさらに盛り上がってきました。夢に出そう…(笑)!! か、買ってもいいかな…??
 

お問い合わせ先/マディソンブルー tel. 03-5724-3339

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川良 咲子

ミモレでは主にファッションを担当。身長157cm 。コスパ服も大好きですが、薀蓄が琴線に触れると割とあっけなく買ってしまう傾向があり、家計の将来を考えて自問自答を繰り返す毎日です(笑)。

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