みなさま、こんにちは。美容ライターの中川知春です。突然ですが私、昔から引き算が苦手です。メイクもファッションも、今っぽさを出すためには“引き算”が大事だと、頭ではわかっているんです。しょっちゅう原稿にも書いております。でもでもでも……! ホントは足したいのが、バブルをチラリと体験した私の本音。なんかもったいない! だからといって好き放題に足し算してしまうと、もともとが“女将顔”な私は、あっという間に“ショーパブのオネエ”に変身してしまうのですが……。
しかしそんな“足し算好き”な私に最適なアイテムが、今シーズンは登場したので、今回はそちらをウキウキしながら紹介したいと思います。
コーラルリップの足し算で
青みピンクがしっくり馴染む
今シーズンは青みピンクのリップが様々なブランドから多数、リリースされています。中でも3月発売のディオール アディクト ラッカースティック 684は、つややかな青みピンクで見ているだけでウキウキしてしまいます。
ただそのままつけると、黄味の強い私の肌だと完全に浮いてしまいます。
そんな時に足し算すべきなのが、コーラル系のリップ。ベースにひと塗りしておくだけで、グンと馴染みがよくなるのです。
鮮やかカラーのチークには
ブラウンチークを足し算
この季節になると目を引く、鮮やかなチークたち。しかし、ミモレ世代がそのままいつものメイクに投入すると、頰だけがトゥーマッチな印象になりがち。そんなときにはブラウンチークの出番。今回いろいろと試してみたのですが、肌色をそのまま濃くしたようなブラウンが一番、使いやすかったです。
まず鮮やかカラーを塗ります。あんまり広くせず、頰の高い部分にのせるのがおすすめ。その上からブラウンをこれまた淡〜く、ふわり。鮮やかカラーのニュアンスはそのままに、肌へのなじみがUPします。
ちなみに、大人が小鼻より下の部分にチークを入れると顔が下がって見えることがあるので注意して。
一本あるとかなり便利!
リップ&頰に足し算できます
ラストは、THREEのリップ&チーク。ホイップクリームみたいなテクスチャーのこのアイテムの中でも、イチオシはパウダーピンクの01。単色でもふんわりとした自然な血色をもたらしてくれるのですが、リップやチークのカラーが鮮やかすぎるときにベースに塗ったり、上から薄〜く重ねると、その色が持つ魅力はそのままに、程よい色味にチェンジしてくれるのです。
大人の足し算メイクなら、今まで諦めてしまっていた鮮やかカラーや流行カラーをいつものメイクに取り入れることができるのです。また、これらの足し算アイテムをいつものチークやリップと重ねてあげれば、ニュアンスが加わって新鮮な表情を作ることもできます。
さあ、勇気を出して、レッツ足し算!
美容ライター 中川知春
「いい」「効く」と聞いたら試さずにいられない、自他共に認めるスーパーミーハー。小学生&中学生、二人の息子を持つ母。好きな言葉は「中川さん、痩せた?」