こんにちは。ビューティエディターの長田和歌子です。
皆さんは、普段から自分の香りを決めていらっしゃいますか? 私はフレグランスデビュー時がプチサンボンやCK oneの流行時だったので(笑)、大人な香りが最近まで苦手でした。鼻が慣れていなかったんだと思います。
余談ですが、3歳までに様々な香りを嗅いでおくと、嗅覚が発達するという話を聞いたことがあります。それに、香りは記憶と結びつくとも言われます。私の好きな香りはフルーティな香りなのですが、幼少のころの梨狩りの記憶から、ペアなどのフルーティな香りが心地よく感じるのだと、フレグランスアドバイザーの方に分析していただいたことがあります。ふと思い出した幼い頃の記憶が、今の自分の香水選びにつながっているなんて、香水の世界はとても奥深いですよね!
さて、皆さんは実際にどうやって香りを選んでいますか? 私は香りを選ぶとき、けっこうメンタルにも左右されます(笑)。暑くてやる気がでない…というときは、フレッシュ系を。集中力を高めたいときはウッディ系を。元気を出したいときは、フローラル系など、けっこう選ぶタイプが変わります。
最近は、天然由来成分でつくられている香水も多く、まさにこれが私の中でヒット! とっても香りがよいのです!! ふんわりと自分の周りを包んでくれるような…そんな心地よさに病みつきになっております。というわけで、定番的ブランドから新ブランドまでご紹介していきましょう。
誰もが一度は目にしたことのあるオーガニックブランドの老舗〝ヴェレダ〟。ナチュラルな香水が実はあります。私が愛用しているのは、「ジャルダン・ドゥ・ヴィ ローズ」というローズやローズゼラニウム、イランイランのフローラルの香り。まるでお花が咲き乱れる庭園の中を散歩しているような自然な香りです。手首やウエストあたりにつけたり、ルームフレグランスのように使うこともあります。ローズのほかにも、イブニングプリムローズやざくろ、ヒッポファンなどの展開もあります。
次にご紹介するのは、〝tokotowa organics〟です。天然香料と天然石を組み合わせたお守り的フレグランス。下の写真は「ピュアトリートメントパフューム イエロー」です。サクセス&クリアの意味をもち、日本の柚子とジュニパーのコンビネーション! レモン飴のようなフレッシュな甘さがありながら、グッと落ち着いた感もある香りは、仕事時にぴったりです。最近、暑くなってきて出番の多い1本です! このほかにも、ピンク、レッド、ライトブルー、バイオレットがあり、それぞれ意外な組み合わせの香りになっていて、嗅いでいると楽しくなる香りたちです。
写真下は、オイルタイプのパフューム。私が選んだのはバイオレットです。ピュリティ&ドリームスの意味をもち、日本の黒文字とラベンダーが清々しく香ります。ふっと力が抜け、リラックスできる香りです。ロールオンのオイルタイプなので、首筋に塗ったり、毛先につけたりもできるところがお気に入りポイント! とてもスリムなので持ち歩きにも便利です。
そして、先日、代官山にオープンしたばかりの〝オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー〟の目玉である水性香水「オー・トリプル」。
1803年にパリで創業した伝説の老舗薬局として親しまれていた「オシフィーヌ・ユニヴェルセル」を現代に甦らせ、2014年にパリにオープン。日本では代官山に第一号店をオープンさせたばかり。代官山店は半分を現代をイメージ、もう半分をパリの古き良きブティックをイメージした面白い造りに。
このビュリーには、ベーシックなスキンケアアイテムをはじめ、フレグランス、ブラシなどのツール類など、たくさんのアイテムがそろっています。なかでもオススメなのが、この水性香水なのです。ネーミング通り、独自の水性ベースで、保湿成分も配合しているので、肌を整えながら、上質な香りが纏える…そんな新しいタイプの香水です。スプレータイプなのですが、出かける前に腕などにスプレーを吹きつけ、軽くなじませるだけで、元々、私ってこんな香りがしていたんだ! と錯覚できるような(笑)、そんな自然でスッとカラダに溶け込む香りです。ボディローションのようですが、その香りの奥深さは香水でしか味わえない高揚した気持ちにしてくれるアイテムです。香りは全部で12種類あり、どれも嗅いだことのないような新鮮な香り。
その中で、私が選んだのは写真下の「アル・カシール」。白檀とゼラニウム、カルダモンといった、エキゾチックな香り。エキゾチックと聞くと、なんだか重厚で女らしい感じを思い浮かべがちですが、重厚な感じではなく、ふくよかさは残しながら、風のようにエアリーで軽やか! 日本の高温多湿な夏でも、ほどよく女性らしさを演出してくれる香りかと思います。たまには女度を上げておかないと…と思い(笑)、セレクトしてみました。
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