誰だったのか、エッセイかツブヤキかも忘れてしまったのですが、『吉永小百合さんのかかとがとてもきれいで、ハッとさせられた』と昔、読んだ一文をこの頃はよく思い出します。日本を代表する大女優は、お母さん役やおばあちゃん役が似合う年齢になっても、かかとがすべすべでふっくらしていたらしい。かかとまで隙無く美しいんだ。私のかかとは、こんなにもガサついてカピカピなのに……。

そうなんです。かかとはずっと悩みの種で、サンダルの季節はもちろん、秋冬もストッキングやタイツがひっかかるような荒れた状態が通常。あるネイルサロンでは「角質ケアをしすぎると、逆に角質がたまりやすくなりますよ」と言われて保湿ケアを重点的にやってみたり。ほかのネイルサロンでは過剰に角質を削り取られて、後日ぱっくりひび割れができて流血したことも。「ガサガサかかとの原因は水虫」と話題になった時は、皮膚科に飛んでいって顕微鏡で角質を診てもらいシロでひと安心。足の角質取り「ベビーフット」が流行った時は、あまりのキキメに1週間は靴下を脱ぐことができませんでしたっけ。

とにかく、いろいろやってはみたものの、すぐに元通りの繰り返し。何より、リピートしたくなるほどの“1回で納得の出会い”はありませんでした。

ある日、ついに魚の目らしきものができてしまい、とにかく靴をはくと足が痛くてつらかった時に見つけたのが銀座にある「フット専門店 ロワ」。いわゆるドイツ式フットケア、フスフレーゲのサロンです。フスフレーゲは何度かやったことがあるのですが、ここは本当にすごかった! 角質フットケアは45分と70分の2コースですが「まずは45分で。拝見して必要であれば延長しましょう」と予約時から良心的です。代表の山道いずみさんが拡大鏡を使って足を診ながら、角質を削り取ってくれます。

 

初回でその技術の違いは歴然。「45分で十分にきれいになりますよ!」と黙々と施術をしてくれたのですが、痛みも何もなくウトウトしたら、痛かった魚の目は完全になくなっていて、足全体がぐっと軽くなった気がしました。「歩き方のクセが〇〇だから、〇〇〇が硬くなるのでこうしてください」などの日常的なアドバイスもくれますし、もっとつらい足の悩みには、巻き爪ケアやテーピング、足にやさしい靴など、いろんな方法で対応してくれるそう。

女性ホルモンが少なくなる年代は、かかともさらに乾燥が進みがち。定期的なスペシャルケアと日常の心がけで、できるだけよい状態を長くキープできたらと思っています。

 

[勝手にLALAちゃん日記]

 

先日は、親戚で幼馴染のぴぴちゃんが泊りがけで遊びにきました(予防接種のため)。のびたり丸まったり、たっぷり遊んだ2人です。それにしても、最新設備を誇る近所の動物病院があまりに高くてびっくり。もう少し普通の病院を探さなくちゃ、猫破産ですわ!