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ガラスが主役の「夏のテーブルコーディネート」のコツ

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食欲も失われがちな猛暑の折、涼感のあるテーブルスタイリングのテクニックが大好評だった川上ミホさんの連載を、リクエストの声にお答えして再アップいたします!

誰でも手軽にできて、いつもの食卓がキリッとセンスアップ。そんな素敵なテーブルコーディネートをアドバイスを今日から毎日、全8回連載でお届けします。昨年ご覧くださった方も、見逃していた方も、ぜひチェックしてください。

1.大人のテーブルには、薄手でニュアンスのあるガラスを

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失敗なく取り入れやすいのは、小鉢としても使える背丈の低いグラス

「ガラス素材は、涼しげなテーブルを彩るのに欠かせない存在。でも、一歩間違えると、どうしても安っぽく見えがち」と川上さん。「大人の女性らしくガラスを使いこなすなら、厚手でぽってりしたものや透明感のないものは避けたいですね。おすすめは、薄手で少しニュアンスのあるもの。背の低いグラスは飲み物や冷製スープ、スイーツなど、あれこれ使えて便利です。ちなみに私が愛用しているのはスガハラガラス。お値段が張るものも多いけれど、ガラスは正直! 価格に見合った透明感を演出してくれます」

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料理を盛る時は、ガラスに別の素材の器を組み合わせて。「ポンとグラスを単品で置くと少し乱暴に見えますが、下に1枚お皿を敷くとていねいな印象に」


2.大皿は色や柄のあるタイプが、夏の食卓に映えます!

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「主役級の大皿は、思いきって色や模様のあるガラスにした方が、案外使いやすいんです」。この2点の大皿は川上さんの私物で、スガハラガラスのもの

「ガラスの平たい大皿は、うまく使いこなすのが少し難しいアイテムです。特に透明でフラットなものは、全面的にテーブルの色を通してしまい、サマにならないことが多いです」。とはいえ、食卓に涼しげなアイテムを取り入れたいもの。そこで川上さんが提案するのは、色&模様のあるガラスの大皿です。「色やカッティングがあるとテーブルの影響を受けず、単体で涼しさを表現できます!」

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直接盛りつけたり、器を乗せたり、葉っぱを敷いたり…。火を使わない料理だけで手抜きをしたい暑い日は、器と盛りつけに頼りましょう!

色や柄のある大皿は、ただ盛るだけで格好がつきます。「浅漬けやフルーツ、チーズなど、切るだけの料理を並べてもいいし、葉っぱを添えるだけでもおしゃれ。またヨーロッパのカットグラスのように個性的なグラスを合わせると、エキゾチックなコーディネートに。エスニックや洋風の料理を盛りたくなりますね。案外プレーンなタイプよりもおさまりがよく、幅広く使えます」


夏バテでやる気がおきないときこそ、ガラスの器に頼る!


ガラスの器は、火を使うボリューミーな料理よりも、さっぱりみずみずしい素材を引き立ててくれます。「つまり、素敵なガラス食器と夏の手抜き料理は、とても相性がいいわけです(笑)。暑い日こそ無理はせず、スタイリングに頼って気分を盛り上げましょう」

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フードディレクター
川上ミホさん

国内外のレストランでの経験を経て独立。イタリアンと和食をベースにしたシンプルでストーリーのあるレシピとスタイリングに定評あり。書籍や雑誌、TVなどを中心に活動するほか、近年はレストランプロデュースや商品開発アドバイサーとしても活躍。東京・目黒区東山でプライベート・レストラン「5quinto」を主宰。インスタグラム @miho.kawakami.5

 

次回は、夏の定番「そうめん」をおしゃれに盛りつけるコツをご紹介します!お楽しみに!

撮影/川上輝明 スタイリング/川上ミホ
取材・文/田中理恵 構成/川端里恵(編集部)
(この記事は2018年7月26日時点の情報です)