ちょこままさんからの質問
Q.
3人グループの友人がいますが、
実はそのうちの1人のことが好きではありません。

こんにちは。文章を書くのが苦手で読みにくいと思いますが、ご容赦ください。私を含めて、いつも3人で仲良くしている友人がいるのですが、最近その関係に疲れてきました。2人は趣味が同じで、2人で出かけたりしているみたいです。私は誘ってもらえません。子供がおり、時間が合わないからなのですが……。2人は、私を通して仲良くなりました。だから何か割り切れなくて。1人の方とはこれからも仲良くしたいと思っていますが、もう1人の方はあまり好きではありません。もともと1対1の付き合いの方が好きです。でも習い事が同じなので、縁を切ることは避けたいのです。(44歳)

特別ゲスト 掬池友絢さんの回答
A.
苦手な人と出会ってしまうのは、
仕方のないことなのです。

お釈迦さまがあげた人間の苦しみ――四苦八苦の一つには、「怨憎会苦」(おんぞうえく)というものがあります。嫌いな人と出会う、という苦しみですね。こうして仏教の教えにもあるように、どんな人も苦手な人には出会ってしまう。これは仕方がないことです。「だからこそ、そのような嫌な人間にならないよう気をつけましょう」というのも、この教えの考え方の一つなのです。

一方で人は、過去の体験イメージに捉われるところもあります。嫌いな人に似ているから何となく印象が悪い……というのはその代表でしょう。もしかしてちょこままさんも、何か過去のイメージや出来事に囚われて、その友人と合わない、と思い込んではいませんか? それによって、彼女の本質をとらえられていない、ということもあり得ることです。囚われを手放すというのも大切です。実は私自身もこのような体験はありまして、過去に苦手だった人と同じバッグを持っていたことから、その人にも苦手な印象を持ってしまったのです。しかし自分の囚われに気づき冷静になって向き合ってみると、彼女はまったく本質の違う人間で、その後はいいお付き合いをさせていただいております。

「怨憎会苦」の存在を認め、その苦しみを受け止めることも大切ですが、その前に一度、過去の体験に囚われていないか、その確認作業もされると良いかもしれませんね。

いかがですか?
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PROFILE
  • 掬池 友絢(きくち ゆうけん)1975年生まれ。浄土宗僧侶。静岡県三島市にある蓮馨寺副住職。平日は都内の仏教機関に勤務しながら、一方で、仏教の良さを伝え広めるべく様々な活動に取り組んでいる。著書に『泣きたいときには泣いていい』(講談社)がある。蓮馨寺で「お念仏の会」や「お寺BBQ」といったコミュニティ活動をおこなう他、月に1回、寺子屋ブッダの「友絢さんとお茶を飲む会」で女性向けお話し会の講師も務めている。詳細は寺子屋ブッダのHPを参照。 この人の回答一覧を見る
  • 山本 奈緒子1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『with』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る