みどりねこさんからの質問
Q.
過干渉な母親に苦しめられています。

一人暮らしをしている85歳の母親がストレスの元です。母は私の自宅から車で20分の田舎町に住んでいます。私が旅行をすれば「いつ帰るのか」と何回も聞くし、帰ってくる日は夕方に何回も電話をかけて確認します。運転できないので、私か自分の妹に買いものは頼っています。こちらが何かを買えば「私はそれが嫌いだ」とストレートに返してくるし、子供のようです。私には妹が一人いますが、県外に住んでいるのでたまにしか来ないし、私の精神的な疲労など分かるはずもありません。気楽なものです。県外に住んでいる娘の家に行くとホッとします。またクラシックが好きなので、コンサートに行って心を解放させています。実家の親との付き合い方を指南していただければと思います。(57歳)

特別ゲスト 掬池友絢さんの回答
A.
お母様との関係も永遠に続くものではありません。そのことを一度、想像してみるのも良いかもしれません。

過干渉だと分かっていても突き放せない……、ご葛藤はお察しいたします。とはいえ、県外の娘さんに会われたり、趣味のクラシックを楽しまれたり、上手に心を解放させているようにもお見受けいたしました。たしかにお母様は多少ワガママかもしれませんが、一方で娘を頼りにするお母様の思いも分からなくもありません。とくに妹さんがお母様に関わられていない分、自分が何とかしなければと、重たく考えすぎているのかもしれません。

私は僧侶という仕事柄、同じような結びつきの強かった母親を亡くされた娘さんを、何度か目にしてきました。その中には、お母様を突き放せず真剣に向き合っていらっしゃったにも関わらず、後悔を引きずっている方も少なくありませんでした。悩まされながらも、その母親がいなくなるということは想像できていなかったのかもしれません。ですからみどりねこさんも一度、お母様との関係にもいつか終わりがくる、ということを想像されてみてはいかがでしょうか。もしかしたら気がラクになるかもしれませんし、「もっと孝行したい」と思うかもしれませんし……。

いずれにしても、みどりねこさんが後悔のないように向き合われてほしいと祈っております。

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PROFILE
  • 掬池 友絢(きくち ゆうけん)1975年生まれ。浄土宗僧侶。静岡県三島市にある蓮馨寺副住職。平日は都内の仏教機関に勤務しながら、一方で、仏教の良さを伝え広めるべく様々な活動に取り組んでいる。著書に『泣きたいときには泣いていい』(講談社)がある。蓮馨寺で「お念仏の会」や「お寺BBQ」といったコミュニティ活動をおこなう他、月に1回、寺子屋ブッダの「友絢さんとお茶を飲む会」で女性向けお話し会の講師も務めている。詳細は寺子屋ブッダのHPを参照。 この人の回答一覧を見る
  • 山本 奈緒子1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『with』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る