音と光と振動と火薬の香り――花火をこよなく愛する有田です。さて、今年は原点回帰、超久しぶりに『第40回 隅田川花火大会』を観に行こうと計画。東京湾クルーズ船で打ち上げ会場に近づき、飲んだり食べたりしながら、ダイナミックな花火を鑑賞できるらしく、結構なプライスのチケットを予約。もちろん、美味しそうなお弁当も予約。さらにキンキンに冷えて超長持ちする保冷剤&クーラーバッグも新たに購入し、日本橋三越でおやつも買い足し、準備万端!

屋根のないクルーズ船。上から降り注ぐ花火を船に揺られて仰ぎ見るように鑑賞するイメージ。
美味しいお弁当は、京料理「美濃吉」の季節限定品です。

花火の打ち上げは19時ですが、隅田川は多くの船で混雑するらしく、私たちが日本橋を出発したのはぐっと早めの16時でした。見どころや歴史の解説もあり~のクルージングを楽しみ、打ち上げ会場近くに陣取り、あと2時間ばかりはのんびりと飲んだり食べたりして日が暮れるのを待とう……。船に乗っていた見ず知らずの愉快な仲間たち40名は、みんなそのつもりだったのに……。立派なカメラ&三脚を構えて花火の素敵な写真を撮影しようとしていた方もいらっしゃったのに……。

ニュースにもなっていたのでご存知のかたも多いと思いますが、17時頃には雲行きが怪しくなり、急転直下の土砂降りで花火大会の開催自体も危ぶまれるほど。船頭さんがビニール傘とカッパを全員に配り、さらに少しでも雨をしのげるように橋の下に移動してくれたのですが、これがかえって最悪の結果に。あまりの降水量に、橋の床に流れる雨水が滝のように一気にこちらに降り注ぐということに。もうとにかくダバダバですわ……。

寒い。寒すぎる。もう帰りたい。

カッパを着て傘をさしても、下着までずぶ濡れだし。

バッグはべちょべちょ、お弁当もぐっちょぐちょ。

橋を洗った雨水がコップに入って、かさが増えちゃった。

寒い。寒すぎる。もう帰りたい・・・・・・。

 

花火大会は開催され、最初から最後まで鑑賞いたしました。でも、いろいろ想像していたのと違っていて、期待していた分、あまりのショックに翌日は寝込んでしまったほど。

でも、2017年がこのまま終わってもいいの? 
負けない! がんばれる時にがんばろう! 
ほかに行けるところはどこかしら??
全花火マニア憧れの秋田『大曲の花火大会』があったわ!
新幹線は満席でもうダメだ! 
飛行機は高いチケットならぎりぎり買える!
宿がない! あ、でも見つかった!
レンタカーも予約できた!
花火大会のチケットも大人の力技で入手完了。

さて、全国から毎年70万人が楽しみに訪れる
秋田『大曲の花火大会』は、2017年は8月26日(土)開催。
ですが、8月25日は新幹線も止まるほどの大雨で、すでに花火大会の会場も冠水したそう。
秋田県大仙市の多くの世帯や人々に避難勧告が出ているほどの大雨被害。
花火大会の実行委員会では、全力で復旧作業を行ってくださっているみたいですがかなり厳しい状況のようです。

当日朝6時に開催の判断が下されるそうですが、
秋田県大仙市のみなさまの無事を祈りつつ、とりあえず秋田に向かうことにします。きりたんぽ鍋をいただいてまいります♪