51歳でバツ3(!)のハル・ベリーに、16歳年下の音楽プロデューサー男性との交際が報じられています。今回のコラム、本当は、ハル・ベリーの交際報道に絡めて、編集担当の大森パイセンの名言、「アラフォー過ぎてからの男選びには品格が出る」を検証したいと思っておりました。ですが、ハルと比較するためにアラフォー過ぎてから若い男性と付き合っているセレブ(マドンナとかマライア・キャリー姐さんとか)を色々リサーチしている内、「品格というか、そもそもその人に見合ったレベルの男性と付き合うだけだから、当人同士が満足しているなら他人がとやかく言う筋合いないな」という、至って当然な事実に気づいてしまい……(汗)。急遽、テーマを変更してみた次第であります。そんなわけで、そのテーマはまた別の機会に見送らせていただきますね。

 

Halle Berryさん(@halleberry)がシェアした投稿 -

ハルのインスタアカウントに投稿された、恋人アレックスとのツーショット。年の差を感じさせない、お似合いのカップル♥

以前はアラフォーやアラフィフ世代の女性がすごく年下の男性と付き合うと、それだけで好奇の目で見られて話題になりましたが、今ってハリウッドだけじゃなくて周囲にも、普通に10歳近く若い男性と交際したり結婚したりしている知り合いが増えている気がします。そういうとき、世間は少々のやっかみも込めて、「女性のお金や地位が目当てなんじゃないか」などという見方をしがちですが、中にはそういうケースもあるにせよ、結局女性が魅力的であれば、年齢なんて関係ないんだなあ、と。

肝心のハルの報道の詳細についてですが、お相手は最近売れっ子の音楽プロデューサー(35歳)、アレックス・ダ・キッド。リアーナやディディ、エミネムなどとも仕事をしている才能あるプロデューサーのようです。ふたりはこの夏に出会ったばかりだけれど急速に惹かれ合い、すぐにシリアスな関係になったとか。ハルは自身のインスタアカウントでアレックスにハグされているツーショット画像に「私のバランス」というコメントをつけて投稿。交際をオープンにしたことを報じられました。バランス……そう、まさに女性にとって愛し愛されるパートナーとは、忙しくストレスフルな生活の中で心身のバランスを取るために、欠かせない存在ですよねえ。ハッピーオーラいっぱいでアレックスに抱きしめられているハルの表情が、この関係性のすべてを物語っているようです。この写真を見て、ふたりの年齢差を気にする人なんて居ないですよね、きっと。


で、話は飛ぶのですが。最近私がとても感銘を受けたのが、先日89歳で亡くなった大女優、ジャンヌ・モローの名言なのです。

「私はお金も知性も名声もすべて持ってる。だから男性は美しければいいの」

——かっこよすぎる……! 自立した女性を体現した存在として知られる彼女の自信に溢れたこの言葉からは、「私はこのままで完璧。だから男性に補完してもらう必要なんてない」という自負を感じて、シビれます。そんなジャンヌは「44のとき19の男と出会って3年暮らしたわ。いちばんいい思い出ね」ともサラッと語っていました。

私がこのジャンヌの言葉やハルの交際から感じたのは、ギブ&テイクとか勝ち負けとか、条件で恋愛を測ろうとしていない潔さ。結婚を目標にしていた若い頃の恋愛では、ついつい世間体や条件を気にしてしまうところもあったかもしれないけれど。離婚経験があったり、経済的に自立していたりするアラフォー過ぎの女性だからこそ、そういう固定概念に縛られず、より自由に純粋に恋愛を楽しめるようになる、という側面があると思うのです。いくつになっても若々しくて元気な女性たちが増えて来た現代、きっとますますハルのような年の差カップルは増えて行くんだろうな〜。