神話の国、あっちへこっちへ_img0
 
神話の国、あっちへこっちへ_img1
 

 熊本空港でレンタカーを借りたら、熊本城へ直行。この日は、晴天で汗ばむほどのよい天気。地震でくずれてしまった石垣の石、ひとつずつに番号を振ったものが原っぱにずらりと並べられて、これを元通りに戻すのか……と被害の大きさとこれからの修復事業の大変さに言葉も出なかったです。

神話の国、あっちへこっちへ_img2
熊本城に隣接する公園の巨木と私。失礼して、根っこの上にのっかりパチリ。ちょうど大学の同窓生ご一行のみなさまが。確か立命館大学の旗が。年齢を重ねても仲良しのみなさま、羨ましい限りです。熊本城を半周して、天守閣にいちばん近い加藤神社から1日も早い復興を祈願し、次の目的地へ向かいます。


阿蘇山カルデラ内ののどかなドライブを楽しみながら、次の目的地「阿蘇白水龍神権現・白蛇神社」へ。畑の真ん中にポツンとあるこじんまりして清々しい神社でした。こちらは、九州旅の前々日に会った友人に、九州に行くならぜひお参りを! と緊急でおすすめされた場所。

神話の国、あっちへこっちへ_img3
 
神話の国、あっちへこっちへ_img4
 

 駐車場に車を停めると、「白蛇様、拝観できます」の看板があり、まずは本殿にご挨拶してから、神職さんに案内されて拝観所へ向かいます。

「白蛇様と金蛇様とどちらになさいますか?」

え? 金蛇様もいらっしゃるの? 両方とか言う欲張りはきっと痛い目にあうに違いない。「金の斧、銀の斧」や「舌切り雀」のお話で学んだじゃない。“金蛇様”の響きに心惹かれたものの、やはり白蛇神社なので白蛇様の拝観をお願いします。


拝観所内の写真撮影は禁止なので画像はありませんが、神職さんが奥から白蛇様をお連れしてくださりました。すべて真っ白で、かなり立派な白蛇様・・・・・・。こんな近くで蛇を見たのは生まれて初めてです。


金運と健康運が有名とのことで、神職さんに促されて財布を出すとその上にしばし座ってくださる白蛇様。ちょっとくねくねもしてくださいました。

「白蛇様に直接、触れることはできませんが、手をかざしていただけますよ」とのことで、おそるおそる両手を差し出す私たち。

ああ、ありがたい。
教えてくれた友人に感謝。もうこれで十分! と帰ろうとすると神職さんが


「頭の上におのせしましょうか?」とにっこり。

えっ! そんなこと、していただけるんですか? よいのでしょうか? それではお願いしますと頭を垂れる私たち。

ああ、こんなことまでしていただいてありがたい。
もう本当に満足です! と帰ろうとすると神職さんが

「どこかお身体でおつらいところはございませんか?」とにっこり。

あ、肩こりがひどくて、自覚はないけど、マッサージに行くと腰が悪いと言われますと伝えると

「白蛇様をお当てしましょう」とにっこり。

腰を屈めながら、背中を向ける私たちの、肩と背中に白蛇様を近づけて、言霊を唱えてくださいました。

続きます・・・・・・・。