2018.2.13

みんな誰かの愛しい人 フランスのバレンタインデー

バレンタイン限定のガトー“Dame de cœur”ハートのクイーンです。

皆さま、お久しぶりです。お元気ですか?
大変遅ればせながら、今年も宜しくお願い致します。
そして大草編集長はじめ、編集部の皆さま、ミモレ創刊3周年おめでとうございました。

さて、パリは年が明けてからノンストップでイベントが目白押し!メンズファッションウィークの幕開けと共にソルドが始まり、世界中からモードに情熱をかける人達が集まりました。パレロワイヤルやチュイルリー公園などの、普段見慣れた場所が即席のファッションショー会場になり、それはそれは華やかでした。普段何気なく生活していますが、こういう時に自分がモードの中心地パリに居る事を再確認し、心から幸せを感じます。

1月中は私も眠らず休まずノンストップで仕事に(恋に!)全力投球しておりました。
そして2月に入った途端、1月の熱情を覚ますような大雪が降りました。静かな静かな雪の日が続きました。こんな日は暖かな部屋で暖炉の火を見つめながら、愛しい人と静かに過ごしたいものです。

11区の自宅アパルトマン5階からの借景。公園が雪化粧をしてとっても綺麗!

フランスのバレンタインデーは至ってシンプル、ズバリ愛する人と過ごす日。何をしても良いのです。男性が女性に贈り物をしたり、シックなレストランでディナーなどが定番でしょうか。贈り物はチョコレートに限らず、一番人気はバラの花束。そしてセクシーなランジェリーも。以前、先輩パリブロガーの井筒さんがパリジェンヌのネイルの色は絶対的に赤!と書いておられましたが、バラもランジェリーも一番人気はやはり赤!

ランジェリーショップのウィンドーもバレンタイン風に。セクシーな赤で統一。

冒頭の写真は弊社アン・ディマンシュ・ア・パリのバレンタインデー限定ガトー、“Dame de cœur”ハートのクイーンです。真っ赤なハートの中にはエストラゴンを香り付けしたガナッシュクリームがたっぷり、ラズベリーとオリーブオイルのコンフィが程よい酸味でアクセントに。土台は米粉を使ったビスキュイ生地です。女性に嬉しいグルテンフリーとなっております。シェフの頭の中を覗いてみたい、、、いつもながら素晴らしいアイデアと完成度に脱帽です。

こちらのハートのクイーン、良く見るととっても意地悪そうな顔をしていると思いませんか?年頃はミモレ世代の40代後半でしょうか。手には1輪のバラの花を持っていますが、あまり嬉しそうじゃないですね。心なしか何か言いたげです。への字に曲がった口に二重顎は相当年季が入っています。
いつも軽く不機嫌 (mauvaise humeur)、満足する事を知らない ( jamais contente)、まったくもって中年のフランス人女性そのものではないですか!ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』でも、物凄い暴君として描かれており、皆が怖がる存在。私もどんどんふてぶてしくなっている節があるので気をつけなきゃ。
大草編集長も「50 habits ~人生をハッピーにする50の習慣~」でおっしゃっていましたが、「40代になってマイスタイルが確立されてスタイリングがどんどん頑固になってくる、そういう時にこそ人の意見を聞く耳を持つべきだ」と。これは女性の生き方にも共通するのではないでしょうか。

さあ、バレンタインデーはもうすぐ!みんな誰かの愛しい人でありますように。