ラ フォンタナ マジョーレが教えてくれる、
グレーという色

お付き合いさせて頂いて、もう20年ほどになる、ラ フォンタナ マジョーレ。日本人のオーナーが、イタリアの物づくりにほれ込み、「本物のイタリア」を伝え続けているブランド。ミラノでも何度もご一緒させて頂き、私の2度の結婚式(!)にもご参加頂いている、まるでファミリーのような存在です。

ヴァンテーヌ編集部に在籍していた頃から、たくさんのことを学び、アメリカの気軽で良い意味でノークラスのカジュアル一辺倒だった私のマインドを変えてくれたブランドでもあります。丸の内ブリックスクエア、名古屋、そして完全アポイントメント制の恵比寿のストアは、きっとそのシーズンの流行や、もしかしたら大きな意味での経済の揺れにも影響されず、ひっそりと、変わらずにそこにあるので、お近くにお寄りの際はぜひ♥

久しぶりに伺い、相変わらず静かな、けれど確実に新しいベーシックカラーがあったので、PRの村松さんに着てもらい、ご紹介頂きました。

涼しげなグレーとカーキのパンツの組み合わせ。そこに、肌の色が入ることで、色と色との境界線がない、なだらかで美しいグラデーションが完成。杢の入っていない、プレーンなグレーは、入っているものより、クールでエレガントな表情。村松さんの私物のシルバー系のアクセサリーとも、涼しげにつながってくれます。

グレーは、もしかしたら肌がくすむ? と敬遠してしまいがちな色ですが、肌なじみが良く、素肌の美しさを引き立てる1色は必ずあるはずです。例えば、村松さんが着ているような、アイシーなグレーなら、どんな肌色にも似合う、おすすめのグレーです。

問い合わせ先/ラ フォンタナ マジョーレ 丸の内店
tel:03-6269-9070

大草 直子

  • グレーをたっぷり含んだブラウンの、本当にカットが美しい靴。黒とはまた違う、曖昧でニュアンスのある色のシューズは、1足持っていると便利ですね。
  • ハーフオープンのバングルは、ファッション関係者に絶大な人気があります。たくさんのブレスレットを重ねると、村松さんらしさがそこには宿ります。
Today's pickup

街はお盆休みのためか、とっても静か。電車もすいています。今日は別件の撮影のため、大きな紙袋を抱えて電車に乗ったら、目の前に座っている初々しい女子高生から、席をどうぞ、と言われました。お腹が出ていて妊婦さんに見えたのかな? もしくは老人に見えたとか? と、ドキドキしてしまい、「大丈夫よ、ありがとう」とお断りしてしまいましたが、座ったほうが良かったのかな??

CREDIT :

コットン素材ニットポンチョ/¥62,000(税抜)
ル ヴェルソ―ノアール

ウォッシュドコットンパンツ/¥53,000(税抜)

私物靴<ハワイのセールで購入>
私物ジュエリー<ブランド不明>