ワタクシさかいが数年前から提唱している、「結婚13年限界説」。これはハリウッドのおしどり夫婦が大抵結婚13年目で離婚していることから、「本来結婚の耐性期限とは約13年が限界なのではないか」という仮説を立てたものであります。

それを証明するかのようなニュースがまたひとつ。スーパーモデルのジゼル・ブンチェンと、NFLの花形選手、トム・ブレイディの離婚報道。このふたりは2009年に結婚。そう、まさに“魔の結婚13年目”に入ったところだったのです。

2019年、METガラに出席した際のジゼル・ブンチェンとトム・ブレイディ。写真:Evan Agostini/Invision/AP/アフロ

これまでにもジョニー・デップとヴァネッサ・パラディ、ヘレナ・ボナム=カーターとティム・バートン、グウェン・ステファニーとギャヴィン・ロズデイルが結婚13年目で、ほかにもグウィネス・パルトロウやベン・アフレックなど、13年目の目前に離婚したカップルが数多く存在します。この理由の考察はこちらで詳しく解説しています。

 

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一般の夫婦でも、たとえば20代後半あたりに結婚し、出産。家族としての生活にも慣れてきた結婚7年目くらいからは愛の魔法が完全に解け、欠点が見えてきてイラついても世間体や子どものために騙し騙し暮らしているけれど、アラフォーに差し掛かる頃にはいわゆる中年の危機が降り掛かり、親の介護や子どもの反抗期、仕事の転機や浮気……などなどに直面したときに、結婚当初の価値観がお互い変わってしまったことに気づき、一緒にいる理由が子育てくらいしかなくなってしまったことに愕然とする。その後、子どもも大きくなったし第二の人生を始めるために離婚、というパターンって、結構多いのではないでしょうか。

こういう場合、7年目からは惰性やあきらめで過ごし、10年目までは何とか耐えるけれど、そこからはお互い、水面化では離婚に向けての心の準備が始まっていることも多いんですよね。別れの気配、ってやつです。

そしてジゼルとトムの離婚原因はというと、育児のワンオペでストレスを抱えていたジゼルが、今年2月にトムがようやくNFLを引退して家庭に集中すると言ったのに、翌月3月にはそれを撤回して現役復帰。その後9月に再び引退報道が流れたけれど、結局、トムは現役続行を望んだことでジゼルと6週間の別居生活へ。夫の「NFL引退するする詐欺」にキレたジゼルが離婚手続きを申請した、ということみたいです。

トムが所属するタンパベイ・バッカニアーズが優勝した、2021年のスーパーボウルにて。写真:AP/アフロ

ジゼルは以前からトムが現役を引退しないことに不満を抱いていたそうなので、長年の我慢が爆発したのでしょうか。

常に仲睦まじかったジゼルとトムも、魔の13年は乗り越えられなかったということなのか。ふたりの共同資産は935億円とも言われており、同じくおしどり夫婦だったブラピとアンジーのような泥沼離婚劇にならないといいのですが。

 


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