パリジェンヌと日本人女性の共通点?

薄着が無理なら、せめて小物だけでも、少し春っぽくしたいと思っています…

人生で一度だけ、「あなた、パリジェンヌみたいね!」と言われたことがあります。(ちなみに、以前にも書きましたが、私は小学生の頃に一時期パリ郊外に住んでいたので、一応のフランス帰国子女ではあります。)

それは、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)のジュネーブ本部に勤務していた頃、オフィスのエレベーターで乗り合わせた同僚の女性から発せられた言葉でした。チュニジア出身でヨーロッパ暮らしが長い、おしゃれなマダムだったと記憶しています。

時期的には4月頃で、スイスではまだ寒さの残る頃。ただ、日本の関東出身の私の感覚では、もう真冬のような格好をしていては恥ずかしいという感覚がありました。そんなことは気にせず厚着をし続ける周りの人たちよりも、少し春らしさを意識した服装をしていたのでしょう。その同僚は私に、「パリジェンヌたちはね、まだ寒くても、我慢して春の装いをするから」と言いました。

世界を飛び回って働いたキャリア自体も大切ですが、さまざまな国の人たちとこんな他愛も無い会話を交わして笑いあった思い出も、後になってみると宝物。この季節になると、いつも懐かしくなる一コマです。

国連難民高等弁務官が来日

そのUNHCRで私が勤務していた頃に優秀な中堅職員だったミラノ出身のフィリッポ・グランディ氏が、その後国連内の要職を歴任し、今年1月にはUNHCRのトップに就任しました。来日中の3月1日には、安倍総理大臣を表敬訪問。その際、総理は、中東、欧州、アフリカ、アフガニスタン及びパキスタンにおけるUNHCRの難民・国内避難民支援事業のために、日本政府として約1億2,000万ドルを支出すると述べています。そして、グランディ国連難民高等弁務官からは、日本の協力に対し謝意を表明するとともに、今年G7議長国、国連安全保障理事会の非常任理事国であり、中東諸国からの信頼も厚い日本が、難民問題の解決に向けリーダーシップを発揮するよう期待したい旨の発言があったそうです。このような豆知識の積み重ねが、世界標準の教養を形作っていきます。何歳になっても、少しづつ学び続けましょう!