日常で感じる「ちょっとした違和感」について井戸端会議していくこの連載。ウェブマガジン「ミモレ」とその読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕に寄せられた皆さんのモヤモヤエピソードをご紹介していきます。

今日ご紹介するのは、家庭内の金銭感覚の違いにまつわるモヤモヤエピソードです。

 


節約大好き、3兄弟の母


エピソードをお寄せくださったのは、三兄弟の息子さんたちを育てるミナエさん(44歳・主婦)。
 


中学生二人・小学生一人の三兄弟を育てる主婦です。夫はサラリーマンで頑張って働いてくれていますが、生活費のやりくりにいつも頭を悩ませています。

ありがたいことに子どもたちは皆国立・公立の学校に通ってくれて、教育費は抑えられていると思います。それでも上の二人は塾に通っていますし、次男は絵画教室にも。そして食費。男三人って、本当によく食べるんです!

家計を助けるために私も少しでも働きに出たいのですが、家族五人分の家事と子育てとの両立を考えると……。頑張りすぎて潰れてしまいそうなので、三男が中学生になるタイミングまで様子見。そんな状況なので、生活費も遊興費もきちきち切り詰めて節約しています。

辛いのは、息子たちにこの家計の状況が伝わらないこと。

「お小遣い上げて!」「旅行に行きたい!」「●●を買って!」

思春期に突入した長男・次男は口も達者になってきて、「お母さんって本当にケチ。こんなにケチな家、他にないよ!」と憎たらしいことを言ってきます。

家計に無頓着な夫まで便乗して、「たまにはいいだろ~。なんでそんなケチケチするんだよ」なんて言ってくるので本当に腹が立つ。「お金がないのよ!」とヒステリーを起こしてしまうこともあります。
 

 


孤軍奮闘する「財務大臣」


家族のためを思って家計管理を頑張っているのに、「ケチ!」なんて責められたら参ってしまいますよね。ミナエさん、心中お察しします……!

経済的にゆとりを持つ方法は二つしかありません。収入を増やすか、支出を減らすか。

今のミナエさんの状況をお伺いするに、「収入を増やす」は難しそうですね。もちろん、手間のかからない副業をしたり、投資・運用に凝ってみるなどの方法はありますが、うまい話はそうそうないのであまり期待できない。だとすると、やはり「支出を減らす」ということになります。ミナエさんの作戦は正しいと思います。
 

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【漫画】5人家族で家計はカツカツ、なのに「ママはケチ!」と責められる
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