40代以上の婚活は、一体何をすればいいのか。そもそも需要があるのか。悩んでいる人は実は多いと聞きます。そんな中、結婚相談所「マリーミー」代表の植草美幸さんが講談社から『ワガママな女におなりなさい』という婚活指南本を出版したと聞き、アラフォー以上の婚活最前線についてインタビューを企画。

今回は講談社『With Class』の恋愛相談コラム「教えて! バツイチ先生」中の人、ライター・さかいもゆるが、40代からの婚活のリアルと結婚するためのアドバイスを根掘り葉掘り聞きました。

第1回「結婚相手を「好み」で選ぶのはNG!40代以上の婚活成功の秘訣とは?【カリスマ婚活アドバイザー・植草美幸さん】 」>>

第2回「婚活に苦戦する「子供部屋おばさん」の失態。アラフォー以上で結婚できる人・できない人の特徴【カリスマ婚活アドバイザー・植草美幸さん】」>>

第3回「外見をたった1日で変える方法!「最長6ヶ月で結婚に導く」驚きの婚活指導とは?【カリスマ婚活アドバイザー・植草美幸さん】」>>

撮影/恩田亮一


女性は「未来が描ける相手」を好きになる


バツイチ先生(以下、×)――前回は、結婚相談所で知り合った男女が結婚するまでの期間は約3ヶ月というお話でしたが。知り合ってそんな短い時間で相手と結婚したいと思えるようになるものなんでしょうか。

植草さん(以下、植草)――お互いの擦り合わせがどれだけできるか、なんですよね。ふたりの結婚生活をどれだけ思い描けるか。それをすると、女性って計算高いもので、不思議と相手を好きになるんです。たとえば「白金に住みたい」と思っているけど、男性側は江東区の南砂町がいいと言ったとする。だけど一緒に不動産見学のデートをしているうちに、「白金高輪でいいよ」と譲ってくれて、「じゃあ僕が頭金3000万円入れて、あとはローン組めるから」って言ってくれたら、そこで好きになっちゃう。

×――へ〜〜! そんなものですかね。

植草――そうですよ、愛されてるから。口でどんなに好きだよと言われるよりも、自分のためにお金を使ってくれる人に、99.9%の女性は惚れますね。だからうちでは、仮交際中のデートでモデルルームを見に行ってもらうんです。現実的な話がしやすいから。

×――結局最後はそこなんですね。そうやってこちらに合わせてくれる男性ならすごくいいですけど、40代ともなると、お互いに凝り固まっちゃっていて、譲れないこだわりも強まって来ますよね。お見合いの段階でぶつかることはないんですか?

植草――お見合いは正直、単なる顔合わせなんです。事前にプロフィールで、年齢や出身地に趣味や学歴、家族構成から婚歴、タバコやお酒をどれくらい嗜むか、ということまで記入されていて、双方、それをチェックしているから。資産も開示します。自己所有のマンションだとかクルーザーだとか。

×――それは安心! 借金もわかるんですか?

植草――借金は書く必要がなくて、あくまで所有している財産についてのみ。ーーで、お見合いで気に入れば仮交際期間に入るんだけど、そこで条件の擦り合わせをして「この人じゃない」となれば、ハイ、さようなら。それを毎回いちいちいちいちやっていくから、最後は最高のひとりに決まるんです。