すっかりご無沙汰だった旅行計画も夏休みに向けてますます盛り上がっています。ファミリートリップと女子旅、夫婦旅、アウトドアやスポーツ目的、癒し目的やのんびりと日頃の疲れを取る旅、カルチャーに触れる旅……。さまざまな旅の目的があるので、一緒に行くメンバーや目的に合わせた旅支度が必要なはず。

小学生のお子さんがいるスタイリスト斉藤くみさんは、国内外の旅に精通したいわば旅のプロ。ファミリーでの国内旅行やアウトドア、出張や女子旅など旅の目的もさまざま。アウトドアとシティ、それぞれ旅先での過ごし方に合わせた旅の持ち物の極意を伺いました。

ここ最近のファミリー旅は国内がほとんど。北海道、沖縄、岐阜、白川郷、金沢、京都、伊勢、山梨、福井など。この夏も北海道にキャンピングカーを乗せてフェリーで行く予定です。
パリはコロナ直前に行ったのですが、冬のパリはとても良くて(友人家族が住んでいるし、チケットも安くて)気に入り、毎年家族でお正月はパリに行こうと決めた後にコロナ禍で残念ながら、遠のいてしまいました。
 

Q1. 目的に合わせたスーツケースの選び方とは? 

A1. アクティブ旅には【機能性重視のパタゴニア】。格式あるホテルステイには【グローブトロッター】を


雪山やアウトドアがメインの時にはパタゴニアの収納力が抜群。軽いキャリーバッグでおすすめです。長年愛用していますが、どこかパーツに不具合があっても直してくれるので、まさに一生モノ。グローブトロッターはヨーロッパ、リゾート、アメリカなどに。使っていくほど味が出る楽しみがあり、長く愛用できるアイテム。旅のことを思い出せるのも愛用したくなる理由です。

パタゴニアのキャリーバッグ/斉藤さん私物
グローブトロッターのバッグ/斉藤さん私物


Q2. 旅先での足元選びで気をつけているポイントは? 

A2. 「歩きやすいスニーカー」と「レストラン用の素敵な靴」を最低2足持参


旅では歩き回ることが多いため、スニーカーは必須。ただし、ディナーでレストランに行く際にはマナーとしてNG。やはりマルジェラのようなフラットシューズも持参します。そして、ビルケンは車の運転に向き、急いでいる時にもすぐ履けるので便利です。ビーサンはリゾートのみにするのが、大人ならではの旅支度だと思っています。カジュアルになりすぎないけれど、楽な靴を選び、行く場所に敬意を払うようにしています。

ブーツに見えるけど、足が疲れないブランドストーンのショートブーツ/斉藤さん私物。素材はアッパーにスムースレザーが使われているけれど、撥水性や耐久性もあるので、レインブーツとして、またアウトドアにも。
上からNIKEのスニーカー、ビルケンのアリゾナ、マルジェラのフラットシューズ/斉藤さん私物


Q3. 旅に持っていくバッグ選びの条件とは? 

A3. 「サブバッグとして活躍する小ぶりなもの」を機内にも持参します


ザ・ロウのバッグは小ぶりなのに収納力があるので、機内用としても便利な上、ちょっとしたレストランに行く時にも使えます。アウトドア用バックパックはスポーツの場面、トレッキングなどのアウトドアだけでなく街歩き用としても使えるので、行く場所に関わらず持参。軽さと畳みやすさが選びの基準。

上からパタゴニア、エルエルビーン、アークテリクス/斉藤さん私物
ザ・ロウのバッグ/斉藤さん私物
 
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