Q4 :眉毛が多いのが悩み。「抜く」と「カット」は、どちらがおすすめですか?

毛の根元付近を指で押さえた状態で毛流れに沿って抜いてください。ポイントは1本1本、丁寧に“間引く”こと。毛は1本でも大切です。本当に必要ないかどうか見極めてから抜いてください。

適度に隙間がある眉が理想なので、眉の濃いところは毛抜きで本数を減らす「間引き」をおすすめしています。毛抜きは先端がフラットなものではなく、斜めになったツイザーなどが使いやすいです。

どうしてもカットしたい場合は、スクリューブラシで毛流れを整えて、はみ出たところのみ1本ずつ切ります。ブラシも使わずハサミを横にしてザクザク切るのはNG。眉を切ると毛の断面が目立ってチクチク見えてそれこそ悪目立ちしてしまうので気をつけましょう。

Q5 :眉毛が薄いのが悩み。自然で立体的な眉を作りたいです

力が入ると濃くて太い眉毛になってしまうので、2〜3回に1回くらいの肌に触れるか触れないかくらいのソフトタッチが好ましいです

リキッドアイブロウで自眉の足りない部分に細い線を描くと自然な仕上がりに。肌に対してブラシを垂直に立てて軽いタッチで隙間を開けながら毛流れに沿って描くのがコツです。 ポイントは描いているかいないかくらいのソフトタッチが理想的。

Q6 :眉色を髪色に合わせると悪目立ちしてしまいます。かといって明るい色でも落ち着きません。眉色はどのように選べばいいですか?

最近はカラーリングをしている人が多いので、「眉色選びが難しい」という声もよく聞きます。眉色は髪色と瞳の色の間の色を選ぶと自然になじんで見えます。眉が濃い人は少し明るめの色を、薄い人は少し暗めの色を選ぶよう意識してみてください。

Q7 :眉尻はどこまで伸ばせばいいですか? 長いと古く見えるし、短いと何か落ち着かないんです。

まずは基本のラインを描き、それで短いと感じたら少しづつ描き足すのがベター。

眉尻の基本ラインは小鼻の付け根と白目の終わりを結んだ延長線上になります 

この位置で眉尻が短く見える人は、小鼻の付け根と目尻(目の影)終わりの延長まで伸ばしてください。基本ラインよりも若干長くなります。最終的には自分の好みになるので、まずは基本ラインを習得してから、自分に似合った形を見つけていきましょう。

Q8 :最初に使うアイテムはパウダー? ペンシル? どちらから始めたらいいですか?

ご自身の眉の種類によって使用するアイテムが異なります。こちらを参考にしてみてください。

眉の毛質が太くしっかりしている人→ペンシルで描いてからパウダーを使用
眉が薄くふんわりしている人→パウダーで描いてからペンシルで軽く描き足す

リキッドペンシルで眉を足す場合は、リキッドで足りないところを描き足してからパウダーの順番で使うと、より自然な仕上がりになります。

Q9 :眉の描き始めはどこから?

眉尻・眉山の目安部分に最初に点を置くと描きやすくなります。目尻から描き、眉がしっかり生えている中央あたりは力をいれないように。眉頭は残ったパウダーで形を整えましょう

眉が悪目立ちしている理由のひとつは、眉の描き始めを間違えているから。眉頭から描くと眉がどんどん濃くなってしまいます。パウダーでもペンシルでも眉の描き始めは「眉尻」から。眉尻は自眉が薄くなりがちなので、最初にここから描き始めること。眉の濃さのバランスを取ってください。

Q10 :眉毛パーマはした方がよいですか?

欧米風のような華やかな眉にしたい人、何をしても自眉が下がってしまう人などは眉毛パーマをしてもいいと思います。ただし、毛質によってパーマとの相性が合わないこともあるので、店舗で相談してみてください。


メイクには手順やルールなどの決めごとは一切なし。「最近は、眉を一番にメイクする方が多くなりました。顔の中心にあるパーツだからこそ、自分に似合う眉をマスターしたいですよね。眉がキマるとメイクの幅も広がりますよ」(Ruiさん)。


次回は、〈濃い〉〈多い〉眉悩みのある人必見!「しっかり眉をナチュラルに仕上げる実践編」を紹介します。(8月9日公開予定)

撮影・アイブロウメイク/Rui
取材・文/長谷川真弓
構成/國見香
 
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