日本一と言っても過言ではないターミナル駅・新宿。それだけに周辺には多くのカフェがありますが、中でもイチオシなのが「新宿西口ハルク」のM2Fにある、「ル サロン ド ニナス 小田急百貨店新宿」。入口が少しわかりにくいのですが、実は常に予約でいっぱい、並ぶほど人気カフェ。世界観も素敵なうえに、お値段も良心的なんです。
1965年創業。世界で唯一、ヴェルサイユの「シークレットガーデン」の花や果物を使用した紅茶を提供しています。
1965年に誕生した、フランスの老舗紅茶ブランド「ニナス」。その前身となるのが1672年にマルセイユで創立された香料メーカーで、香水の原料となるローズやラベンダー、ジャスミンなどの香料をヴェルサイユ宮殿に納めていました。ルイ14世やマリー・アントワネットにも香料を献上した実績を持ちます。
そして1900年、世界で初めてフレーバーとしてローズを紅茶に使用。ヴェルサイユにある「秘密の庭(シークレットガーデン)」唯一の契約企業であり、世界で「ニナス」だけがベルサイユ宮殿の貴族やマリー・アントワネットにも愛されたフレグランスを使ったフレーバーティーを提供しています。そのため店内には「ニナス」のミューズとしてマリー・アントワネットの肖像画が飾られているのです。
日本ではマンガ「ベルサイユのばら」(池田理代子著)の影響もあって、未だ高い人気を誇るフランス王妃、マリー・アントワネット。「ニナス」には、「マリー・アントワネット」の名を冠したオリジナルブレンドの紅茶があるのですが、現在、“アントワネット”と“オスカル”が描かれた化粧箱付き【ベルサイユのばら展edition】が販売中。
これはちょっと、いえ、かなり欲しい……。中には「シークレットガーデン」でとれた希少なりんごとバラの花びらで香りづけしたフレーバーティーが入っています。
サロンの出入り口近くには、従来の赤い缶に入った紅茶(下段)と華やかなオリジナルロゴ入り蝶番缶に入った「Royal box for tea」(上段)がずらり。圧巻です……!
メニューすらも女子力が高くてうっとり。
席につきましょうか。
テーブルには「ニナス」の紅茶缶を模したメニューが置かれていて、ここも大切な“キュンポイント”です(笑)。
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