4月21日の深夜に飛び込んで来た、突然のプリンスの訃報。SNSではたくさんの方が早過ぎるその死を悼んでいました。学生時代、MJより断然プリンス派だった私は、奇しくも訃報の数時間前、ipodで久しぶりにプリンスの名曲『I Would Die 4 U』を聴いていたばかりで本当にショック。死因はインフルエンザで、ミネソタ州のスタジオ兼自宅のエレベーター内で亡くなっているのを発見されたとか。

19歳でデビューし、39枚のアルバムを作り、2度の結婚に破れたプリンスの生涯。57歳の早すぎる死に、世界中の音楽ファンが悲しみに暮れました。

華やかだったスターのさみしすぎる死にしんみりしてしまいます。
そして、プリンス関連の記事を読んでいたら、彼は意外にも、ハリウッドの「ウォーク・オブ・フェイム」に名前を刻まれていないスターのひとりなんだとか。

その理由を、「ウォーク・オブ・フェイム」のプロデューサーが語っていました。なんでも、「ウォーク・オブ・フェイム」に名前が刻まれた星を残すには、候補者の広報担当か裕福なファンの推薦が必要で、その推薦には300万円以上のお金がかかるとか。さらに本人がその星を望んでいるという申請と、式典への出席がマスト。世界中で累計1億枚以上のCDセールスがある偉大なアーティストにも関わらず、プリンスが「ウォーク・オブ・フェイム」に名を連ねていないのは、その条件が今まで満たされることがなかったからだということみたい。

今回の死去によって、プリンスの星獲得が検討されているとのことだけど、故人の場合は家族の了承が必要で、さらには手続きに5年もかかるそう。ハリウッドのクセに意外とお役所仕事的な裏事情にびっくり。

今年に入ってから、自伝「The Beautiful Ones」を執筆していたことを発表したプリンス。残念ながら出版される前に亡くなってしまったけれど、どうか今後、その自伝を読める日が来ますように——。

亡くなった自宅の周りには、ファンたちがパープルのバルーンを捧げて追悼の意を示していました。
写真/AFLO