「多数の他人のやり方」を否定しないこと

 

神社仏閣参拝において、絶対の正しいルールはありません。

「こうしなければいけない」
「これが本当に正しいやり方だ」
「あのやり方じゃ神仏につながらない」など。

そんな「〜すべき」「〜せねば」な思考は、神社仏閣の思想に合いません。
 

 


人間という生き物は、色々な人が「勝手に」ルールをつくってしまいがちです。マナーはあってもルールのない神社仏閣参拝において、これはちょっと厄介です。神道も仏教も、自然でいることや調和を大事にしているからです。

なので、あえて「これだけは絶対にやめた方がいいこと」をひとつだけあげるなら、「多数の他人のやり方を強く否定すること」です。参拝者の半数以上がするような、常識的なやり方や考え方を否定したり見下したりしないこと。特に縁結びを目的とするなら、目的は「人と良いご縁をつくること」ですよね。ご縁を結ぶ対象である人間の多くを否定したら、ご縁が絶たれるだけで、つながるはずもありません。

余計なことを考えずに、あなたの素のまま、素直に自然に神仏とお向き合いください。参拝で大事なことは、たったそれだけです。
 

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●著者プロフィール
八木龍平(やぎ・りゅうへい)さん

1975年、京都市生まれ。神社、人材育成、聞く技術を探究する社会心理学者。NTTコムウェアのシステムエンジニア、富士通研究所シニアリサーチャー、北陸先端科学技術大学院大学・客員准教授、青山学院大学・非常勤講師などを歴任。現在は株式会社そらみつ工房代表取締役として、ブログや講演会にて、“リュウ博士”と呼ばれ活躍中。「神社」について、科学とスピリチュアルを組み合わせた今までにない分析が好評を博し27万部超えのベストセラーとなった『成功している人は、なぜ神社に行くのか?』(サンマーク出版)、最新作『最強の神様100』(ダイヤモンド社)他、著書多数。

 

 

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写真:Shutterstock
構成/金澤英恵