ミモレの連載をはじめ、昨年11月に発売した初の著書『1000枚の服を捨てたら、人生がすごい勢いで動き出した話』は5度の重版が続くベストセラーとなったエディター昼田祥子さんがトークショーを開催! 当日はどんなお話をされたのか、熱気あふれる会場の様子とともにレポートします。

 

3月31日(日)、代官山蔦屋書店にて行われたトークショー。「新生活、服捨てで自分軸を見つけよう~クローゼットと人生はつながっている」と題して、服捨ての極意と捨てて分かる自分軸についてお話が進みました。会場には65名のお客様、オンラインでは200名以上の方にご参加いただきました!

当日は「サカイ」のジレを主役にしたオールブラックコーデで登壇された昼田さん。本番前もリラックスした雰囲気で写真撮影に応じてくれました。トップス/サカイ パンツ/ザフランキーショップ メガネ/セリーヌ

2016年から3年かけて“服捨て”を行った昼田さん。「当時はまさか自分が本を出すなんて思っていなくて。むしろファッションエディターとして、服を捨てたという体験を人に言ってはいけないと思って、ずっと自分の内側に秘めていました。でも2022年にもう言わなきゃいけない気がして、ミモレにこの体験を綴り始めたことがきっかけで、人生がいろんな方向に展開していったんです」
 

 


「服捨て」前の昼田さん、今とは別人だった!?

 

2016年、服捨てをはじめた頃の昼田さんの当時の口ぐせは、

「私なんかが……」
「やだな……」
「この先どうなるんだろう」
「生きづらい」

と、ちょっとネガティブなワードが並びます。いつも人に合わせて、本当はやりたくないことをやったり、人に言われたことで落ち込んだり、未来への不安や生きづらさを感じたり。これも私のキャラクター、仕方がないと思っていたそうですが、服捨て後の昼田さんは、

「私だったら行けるかも!」
「面白そうな展開になってきた!」
「この先、ワクワクするしかない!」

と口グセも自然と変わったそう。なぜ昼田さんは変われたのか? 

それは「服捨て」しただけ!

 

「テクニックは必要なくて、やったことは“服捨て”だけ。私も昔の自分が思い出せないくらい思考も行動も変わって、別人になった感覚です。クローゼットと人生は連動していると思っていて、この本を読んでくださった方は分かると思うのですが、移住したり、働き方が変わったり、新しい出会いがあったり、色んな変化があって……皆さんの中で、今自分の人生に納得いってない、変えたいことがある、違和感を感じている人がいたら、やるべきことはひとつだけ。服を捨てればいいんです」

 

「今の私はこうなったらいいな、がどんどん叶っていく人生。なにひとつ諦める必要はないです。昔はこうして人前でしゃべるなんて想像出来なかったので、本当に変わったんです。やりたいことをやって、病気になっても何があっても大丈夫、と思えて前に進めたら、すごく楽しい人生だなと思える、そんな風に変わってきたなと思います」

 
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