フリーエディター有田麻奈美 「日々丸かじり」

2017.3.25

糖質中毒から、燃えるカラダに。
話題の「MCTオイルダイエット」①

「糖質(米類・砂糖)は無意識、無制限にとりながら、脂肪や肉類を避ける!」のが、これまでの食生活。それは、食い意地の張った私にとっては自己嫌悪や罪悪感の嵐の日々でした。ああ、また食べちゃった……。明日こそ、キレイな和食にしなきゃ! と落ち込むこと、週の半分以上(それもどうかって話ですがw)。


「星のや軽井沢」で低糖質美食をいただきながら、『「糖質制限+中鎖脂肪酸」で確実にやせる! 驚異のMCTオイルダイエット』を読んでわかったのは、私が長年にわたる重度の糖質中毒であり、頑張ったつもりが結果を出せなかったさまざまな理由が糖質過多にあることでした。

2015年、WHO(世界保健機関)は「砂糖などの糖類の摂取は1日25g以下にすることが望ましい」との指針を発表。ところが著者である医師、畠山昌樹さんによると「私たちの普段の食事に含まれる炭水化物量は、1食約80g以上」と記しています。つまり、1日3食で単純計算すると炭水化物(糖質+食物繊維)だけで240g以上WHOの指針の約10倍の糖類を糖質を過剰摂取しがちなのが、ごはんやパンをこよなく愛する私たちの食生活なんです。
※読者の方からご指摘あり、WHOの指針は「単糖類25g以下」でした。ご指摘ありがとうございました。


比較的がんばったつもりの、ある日のメニューがこちらです。

朝食:
酵素たっぷりのイチゴを6粒(糖質量4.2g)
豆乳(糖質9.4g)

昼食:
外食のバラちらし寿司(糖質量91.8g
外食のわかめのみそ汁(糖質量2.6g)

間食:
セブン-イレブンのこんがり香ばしみたらし団子(糖質量42.2g

夕食:
焼き鮭(糖質量0.1g)
ご飯1膳(糖質量55.2g
きんぴらごぼう(糖質量11.2g)
シジミのみそ汁(糖質量4.2g)
ハイボール1杯(糖質量0.0g)


出し巻き卵以外は油抜きのほぼ理想的な1日のはずが、当時は意識していなかった糖質量をあらためて調べると220.9g!!でした。和食の日でもこの有り様……。素敵なレストランでパンとかパスタとかドルチェとか食べちゃった日には、計算するのも恐ろしい糖質(さらに脂質も)を摂取していたと思います。


糖質って美味しい➡なんて幸せなの
 ➡もっと幸せになりたい➡あーーお腹ペコペコ
  ➡もう我慢できないわ➡糖質を食べなくちゃ♪


「炭水化物の過剰摂取による、高インスリン血症の状態」は、さらなる糖質を求めることになり、食欲はコントロール不能、せっせと脂肪を貯め込みがちになります。満腹で就寝したのに朝起きたら、おなかはペコペコ――。強烈におなかが空いたのも、胃腸が丈夫で元気な証拠ではなく、大量にインスリンが分泌された反動でした(といまさらお勉強です)。


私も永遠のダイエッターなので、“糖質制限ダイエット”は知っておりました。糖質の摂取量が減るとカラダは脂肪をメインのエネルギーとして使うので痩せるというもの。第1次ブームの頃、若くて細いモデルさんが厳格な糖質OFFでさらに絞り込み、必ずリバウンドしていったのも目の当たりにしましたし、近年では長期間の糖質制限や50歳をすぎての極度な糖質制限は健康に悪影響というウワサも聞きます。


それでも、今回この本が提唱する方法を試してみようと思ったのが、従来の糖質制限だけでなく「MCTオイル(中鎖脂肪酸)」で加速させて、体脂肪が燃えやすいカラダに変える“新しい理系ダイエット”がすとんと腑に落ちたからでした。
※糖質制限だけで体脂肪が燃えていく体質に変えるのは、じつはかなりハード。MCTオイルを使うことで糖質代謝(食べ物を燃やす体質)からケトン体代謝(体脂肪を燃やす体質)にスムーズに変えることができるとするダイエット方法です。詳しい理論は化学式たっぷりの本書をご覧ください。


まずは、この3つを用意しました。

■MCTオイル

ココナッツオイルが原料のMCTオイルは、体内に入るとケトン体を大量に合成し、脂肪燃焼モードになります。加熱用ではなく、このまま食後に大さじ1杯を飲みます。無味無臭だから平気。携帯用の小分けのパウチも購入。話題のようでデパ地下にも並んでおりました。

■ケトスティック

カラダが体脂肪をメインエネルギーに使う状態になるとケトン体がたくさん作られます。尿中のケトン体を簡単に測ることができるのが「Ketostix」という試験紙。糖質制限と脂肪燃焼がうまく働いているか、試験紙の色でわかります。毎朝チェック中です。

■糖質カウンターアプリ

例えば、「野菜ジュース」と検索するとカゴメやコープなど、いろんな品目が出てきます。それぞれの糖質量、カロリーも書いてあるので、メニューに悩んだら逆引きして糖質量の少ないものを選ぶことも。インスリン分泌は1食の炭水化物が30g以上になると数倍から30倍に跳ね上がるらしいので、基準の糖質量は「1食30g×朝昼晩=1日90g」に設定しました。


またしても、続きます。