編集部の川良です。先日、ギンザシックスにあるシチズン フラッグシップ ストア 東京で、シチズン クロスシーとのコラボウオッチ発売記念イベントを行いました!
発表と同時に大反響を頂いたコラボウオッチ。その現物をはじめてお披露目する機会とあって、編集部一同、皆さまの反応が気になってそわそわ…(笑)。開場にはメタルベルトとレザーベルトの両方の時計と、それらを収納する時計&ジュエリーボックスも展示されました。
1年半の製作期間を経て出来上がった時計。「時計はともすると自分をSHOW OFF(自己顕示)するアイテムになりがちなのですが、そうではなく、純粋に時計として美しく機能的で優れたもの、これからの人生に寄り添って、自分を励ましてくれる時計を作りたかったんです」。トークショーの冒頭で大草編集長はそう語りました。
シルバー色とゴールド色のコンビのメタルバンド、替えのワニ革ベルト、時計&ジュエリーボックスなど、ひとつひとつ編集長のこだわりポイントを披露すると、MCの安田さんから「シチズンさんにリクエストして出来なかったことあるんですか?」と聞かれる場面も。たしかに…今回すべて編集部の要望の通りに理想の時計を作らせてもらったことに、改めて気づきました…!
光野桃さんの言葉に、大草編集長が涙する場面も
時計のお披露目が終わり、光野桃さんが登場すると大きな拍手が。今回のイベントを開催するにあたって、どうしても光野さんに出て頂きたいと希望していた大草編集長。“人生後半戦の歩み方”をテーマにトークショーはスタートしました。
「40代は役割が多く、大変な時期。私にとっては暗黒の時代でした。心と体を壊して一度引退したのもこの時期です。ミモレの読者の皆さんもそうだと思うのですが、真面目なことは良いことではあるけれど、ときに自分を蝕むことでもあります。いまもう一度あの時期に戻るなら、なにごとも2割減でやりたいです(笑)」「還暦を過ぎたいまは役割から解放されて、自由な時間も増えました。いまは“大人の自由研究”が楽しくて。“研究”のひとつに南米のクラシック音楽があるんですが、特にアルトゥロ・マルケスのダンゾンno.2という曲が大好きで、寝る前に聞くとぐっすり眠れるんですよ」(光野さん)
終始メモを取りながら、または深く頷きながら聞き入る読者の皆さんの姿がとても印象的でした。
時計で見る時間は「自分で作っていく時間」
スマホでも時間を見られる時代に時計をする意味とは…という質問には「スマホで見る時間は、追われる時間、消費する時間。時計で見る時間は追いかける時間、自分で作っていく時間です」「皆さん忙しくて、つい息を詰めて頑張ってしまっているのではないでしょうか。私はお茶の時間を日に3回以上は持つようにして、その時間だけはスマホを見ずに、お茶に集中し、深く呼吸をしています」と答えてくださった光野さん。
トークショーの最後に光野さんが「大草ちゃんは15歳以上離れているのに、お母さんみたいな存在で」と話すと、大草編集長の目からほろりと涙が。
「桃さんのような、前を行く先輩がいて本当に幸せです。桃さんの言葉は、私の道しるべ。頑張っている女性がラクに生きられたらと思って、ミモレをスタートしたのですが、これからも“年齢を重ねること”、“時間を重ねていくこと”の素晴らしさを様々なコンテンツで発信していきたいです」と大草編集長が話し、トークショーはあっという間にエンディングを迎えました。
トークショー後は皆さんにコラボウォッチを試着して頂きました
「ずっと時計を買いたいと思ってたけど、今回ピンときたんです!」と言って購入される読者の方がたくさんいらして、私は人知れずウルウルしてしまいました。他にもご来場頂いたすべての皆さまに感謝しております!
成熟に向かうミモレ世代。家庭でも職場でも役割が多く、自分自身も環境も変化が激しくて、本当に大変ですよね…。でも、焦らず無理せず時を重ねていけば、きっと光野さんのように“大人の自由研究”を楽しめるときが必ず来るはず…!それまで、このコラボウオッチに励まされながら、頑張りすぎずに頑張ろうと心に誓った一日でした。
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