ゆきだるま。さんからの質問
Q.
ここ数年、なぜか4、5日目あたりの生理後半になると、きまって左目の奥付近を中心とした左側偏頭痛が起こり、とても困っています。大事な仕事やレジャーが重なると辛いので、最近は痛くなる前に市販の頭痛薬を飲み抑え込んで対処しています。しかし、毎月数日間薬が手放せなくなるサイクルに、これで正しいのだろうか…と不安もあります。何か根本的な解決法はあるのでしょうか? ちなみに普段から肩甲骨のストレッチを積極的におこなっているせいか、以前は酷かった肩こりは現在無くなり、この偏頭痛は右側には一度も起こったことがありません。
ウィメンズヘルスクリニック東京院長・浜中聡子先生の回答
A.
本当に偏頭痛なのか、自分で決めつけないこと

偏頭痛は女性に出やすい症状です。エストロゲンの影響を受けやすく、さらに生理周期に合わせて頭痛は出やすいですね。症状がひどい人は目がチカチカ、ズキズキ痛くなったり、肩こり、吐き気をともなう人もいます。

生理にともなう偏頭痛の簡単な対処法は2つ。
まずひとつは、頭痛や肩こりをストレッチなどで緩和する方法です。ゆきだるま。さんが取り入れている、腕を大きく回して肩甲骨を動かすストレッチや首を左右に動かすエクササイズなどは効果的です。

もうひとつは頭痛薬。市販の頭痛薬を飲んで改善されるのであれば、それで問題ありません。ですが、飲み続けていると慢性化し、薬が効かなくなることもあります。偏頭痛が治らないという場合は、一度、神経内科や頭痛外来など専門医に診てもらうことをおすすめします。

ゆきだるま。さんの場合も、左目だけが痛くなるという詳しい原因はここではわかりません。ただの偏頭痛はなく、脳の病気だったというケースもあるからです。「生理前の偏頭痛だ」と自己判断するのは危険。頭痛といっても種類はたくさんあり、神経性のものから脳腫瘍などの重病まで多岐にわたります。専門医に診てもらい、頭痛の原因を調べ、正しい治療をしてもらうことが先決です。

余談ですが、頭痛は女性ホルモンとの関係性が高いため、閉経すると症状がなくなる場合もあります。

更年期にむけての心配事は多々あると思います。多くの女性は、体に変化があらわれて来院されるケースが多いのですが、40歳を過ぎたらホルモン検査も含めた血液検査を年に一度受けることをおすすめします。
更年期治療が必要な人も、これから更年期を迎える人も現状を把握することで、どのような治療法があるのか、他にやるべきことがあるのかどうかの知識を得ることができるわけです。
人生80年で考えたら、まだ折り返し地点を過ぎたばかり。まずは、自分の体を知ることから始めていきましょう。

PROFILE
  • 浜中聡子先生・ウィメンズヘルスクリニック東京院長ウィメンズヘルスクリニック東京(旧AACクリニック銀座)院長。医学博士。米国抗加齢医学会(A4M)専門医、国際アンチエイジング医学会(WOSAAM)専門医、米国先端医療学会(ACAM)専門医などの資格を多数取得。心身両面からのケアで「ウェルエイジング」を提唱し、臨床現場に立つ。