先日、UGGのブーツがパリコレで話題になったことをお伝えしたばかりですが、その後バレンシアガの850ドルもするクロックスとのコラボシューズが発売日前のプレオーダーで即完売したり、何かと懐かしのアイテムのリバイバルブーム続きのモード界。今度はあのアレキサンダー ワンが、やってくれましたよ!
N.Y.で行われた2018F/Wのコレクションでは、黒を基調としたシャープでミニマムなファッションに、スリークなオールバックヘア&細めの黒サングラスで、映画『マトリックス』を連想させるようなヘアメイクが印象的だったのですが。このヘアスタイルのポイントとなっていたのが、なんとあの、mi-mollet読者の皆さんなら絶対に昔ひとつは持っていたであろう、プラスチック製のバンスクリップ!
バンスクリップとはなんぞや? というお方は、どうぞこの画像をご覧ください。私も、ショーの画像を見てもこのクリップの名前が思い出せず……。でも、「あ〜! これ、大学時代にみんな持ってたやつ!!」と、めちゃくちゃ懐かしかったです(笑)。髪の毛をひとつにまとめるのも、サイドの髪の毛をハーフアップにするのにもテクニックいらず。コレで髪を挟むだけでO.K.なので、ブキッチョな私には、当時かなり重宝したアイテムでした。その頃はまだ「ソニプラ」と呼ばれていた「PLAZA」で、アメリカ製のバンスクリップが3つ入りくらいでヘアアクセ売り場に並んでいたのも懐かしい思い出です。確かべっ甲色、黒、ゴールド、の3色が入っていたような。
今回のショーのヘアを担当したグイド・パラウによると、このヘアアレンジは、’80年代のスーパー・エグゼクティブにインスパイアされたもの。彼はかつてブームになって今はダサいと言われているアイテムが、新しい形でファッションに取り入れられるのが好きだそう。
モデルたちは、アレキサンダー ワンのブランドのネーム入りのシルバーのバンスクリップをまとめた髪の長さによってひとつかふたつ、後頭部に留めて居たのですが、これがとても新鮮に見えるのがすごい!
先日、美容業界の方が、「最近石原さとみちゃんがやっているようなトレンドのボブは、(40代の)私たちが中学生くらいのときに流行っていた、前髪をすいたシルエットが特徴。あれが若い子たちには新鮮に映るらしいわよ」とおっしゃっていたのを聞いたばかりですが、このバンスクリップも、「そういうことか!」と。
当時バンスクリップをリアルタイムで付けていた世代からすると今更また手を出すのは気恥ずかしい気もしてしまいますが、これまた、20代くらいの女子たちには「バンスクリップがイケてる」現象が起きる、のかも!?
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