皆さま、こんにちは。今週は各地が桜色に包まれているのでしょうか。オーストラリアは今日までがイースター・ホリデー。この連休を利用して、友人家族と一緒にケープ・パターソン(Cape Peterson)という小さな海辺の町に滞在しています。

さて、今回は書くのがのびのびになっていたHermes at Work in Melbourneについて。去年、東京、名古屋、福岡の3都市で開催され、大盛況だったという「エルメスの手しごと展 が、ついにメルボルンにも来る!ということで、喜び勇んで行ってまいりました。人もまばらな平日の開館早々に入場。

 
メルボルンのエルメス・ストアは一つだけ。ケリー、バーキンの人気色は長いWaiting Listがあるそうです。
 
 
左のコンスタンス、なんて素敵なんでしょう!気軽に買えないだけに、妄想が膨らみます。

今回、フランスからこの遠いメルボルンまでやってきたのは9人の熟練職人さん達。それぞれの技を目の前で見せていただきました。

皮職人 (Instagram)

馬具のサドル職人 (Instagaram)

ジュエリー職人 (Instagram)

シルクスクリーンプリント職人 (Instagram)

シルクスクリーン版製作職人 (Instagram)

時計職人

手袋職人

ネクタイ縫製職人

磁器の絵付職人 (Instagram)

 
私が持っている唯一のエルメスは、だいぶ前に買った時計。最近、老眼気味のため黒い時計盤にある数字が見にくくなりました。嗚呼、ケープコッドが欲しい。←オット曰く、完全な言い訳と。
 
こちらは時計職人さん。細かいパーツを重ねて、重ねて。。目が悪く、組み立てるのが苦手な私のような人間は、この仕事は無理ですね。

それはそれは頭の下がるような、長い長い時間をかけて習得した技術を見学すると「驚きと感動と尊敬」で胸がいっぱいになります。そして、この技を惜しげもなく公開する、エルメスの懐の大きさに、「トップメゾンの誇り」を感じました。

なかでも印象的だったのが、磁器の絵入れ職人の中松薫里(かおり)さん。日本も絵付師として活躍し、数年前からエルメスの磁器部門にいらっしゃるそうです。日本の職人さんが海外で活躍されていると、本当に嬉しくなりますよね。

 
 
 
陶磁器の絵付師・中松薫里さん。絵付けをしているお皿は、昨年の限定品。トーンの違う青を何層も重ねるため、このお皿は5回も窯で焼いたそう。
 
サドル職人さん。エルメスの馬具で乗馬なんて、なんという究極のエレガンス!その贅沢さとお値段に、驚きとため息が・・・

磁器の絵付けはパリに2人、フランス国内にいる職人を合わせても6人ほどで、この数名ですべての絵付けをしているそうです。気の遠くなるような、細やかな作業に目が釘付けに。そして、その磁器の絵柄が独創的で美しいこと!幸運にもお話を伺える時間をいただき、印象に残った中松さんのお言葉は「エルメスはなぜ高いの?とよく聞かれるのですが、この手仕事展を見てくださった方の多くが、その答えをここで見つけて下さるのが嬉しいです」でした。

さて、まさにその答えを見つけた人にやってくるのは「めくるめく物欲の嵐」・・・・いやー、欲しくなります。なんだか、なんでもいいから欲しくなります。あの「誇りと情熱」が入った職人の集結を、なんとか自分の手中に収めてみたい!!という所有欲。

「エルメスの永遠性」もまた魅力のひとつで、私の物欲が猛烈に反応を示すわけですよ。「このまま、エルメスのショップにちょっと寄って・・・」という気持ちを振り切って、電車に飛び乗りました。(笑)

 
こちらはシルクプリントの製作中。美しい色を何層も重ねて、あの模様が作られているのですね。シルクを触る所作も、なんだか素敵に見えるのもエルメスの魔法なのでしょうか。
 
バーキン製作中の職人さんに、かなり積極的に質問させていただきました。一番難しい部分はハンドル、ベテラン職人さんでも1つのバッグを組み立て、縫い合わせるのに15~20時間がかかるそうです。

次回のエルメス手仕事展はフランスの絹織物で有名な街「リヨン」だそうです。エルメスのスカーフはリヨンのアトリエで作られているそうなので、盛り上がりそうですね。

さて、その「カレ(シルクスカーフ)」ですが、今回気になったアイテムのひとつでした。女性の職人さん、通訳の方が身に着けていて、それぞれ違ったスカーフの結び方がとても素敵でした。この一枚で、こんなに洗練された雰囲気を醸し出せるのかと、手中に収める機会をモーレツに狙っております!!

最後にこちらは会場で見かけた、エルメスの係員の若者と、個性的で素敵なファッションのマダム。

                                                                                                                   この時撮った職人さん達の映像は、私のインスタグラムに載せてありますので、雰囲気を味わいたい方はぜひインスタもどうぞ。

それでは、皆さま Have a good day !