この鉢植えは、四国の高松のセミナーでお目にかかったGARDENSの宮本里美さんにお願いしました。GERDENSのサイトやブログを眺めているだけで幸せな気持ちになりますよ。

まだ寒い時期に、球根の鉢植えをオーダーしました。届いたのが3月の中頃。小さな蕾が硬くついているだけでほんの少し先が色づき始めたような感じでしたが、桜が咲き終わった頃、次々に花が咲き始めました。カラフルな印象が強いチューリップですが、これはビロードのようなえんじ色。毎日一つ一つと花が増えていくので、朝、ベランダに出てみるのが楽しみです。球根というと10年ほど前のテレビドラマ思い出します。倉本聰さんの「風のガーデン」。ラストシーンで、主人公が植えた数え切れない球根が、主人公が病で亡くなった後、一斉に花咲くーーそれを俯瞰で見る映像が忘れられません。命と言うものを見事に映像で表現していました。撮影のために作られた「風のガーデン」は、今も富良野にあり、庭の伝言を伝えてくれています。


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【下田結花のブログ】
http://modernliving.jp/shimoda

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