「40代は食生活を見直す好機です」

ヘンプやエゴマなど、不飽和脂肪酸であるオメガ3を豊富に含む“滋養物”を積極的に取り入れるようにしましょう。また、加齢やストレスでにぶりがちなターンオーバーのサイクルを上げてくれる陳皮(みかん、キンカン、ゆずなど柑橘系の皮)もおすすめです。量は、皮をけずって薬味として使えば十分なので、できるだけ習慣に。

逆に、動物性脂肪+砂糖の組み合わせは、女性の大敵と考えて、できるだけ避けるようにしましょう。チーズケーキ、生クリーム、チョコレート、プリン……いわゆる洋菓子を食べ過ぎると、婦人科系やホルモン系のトラブルを招きやすくなります。さらに、乳ガンのリスクが高まるとも言われています。

今までは若さで乗り切れていたことが乗り切れなくなってくるのが40代です。食生活をきちんと見直しましょう。

オオニシ先生tips10. 食べるべきもの、避けるべきものを吟味する_img0
ヘンプシードと陳皮、ゴマなどを炒って作ったふりかけ。「ふりかけを作っておくと、毎日摂りいれることが面倒じゃなくなりますよ」
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プロフィール オオニシ恭子先生

1981年渡欧。以来31年、東洋的食養法を研究しながら、個々の生活と体質を見つめ、食のアドバイザー、講演会、健康セミナーなどを行う。2013年、拠点を奈良に移し、「やまと薬膳」の活動を開始。著書に『滋養ポタージュではじめる ヨーロッパ薬膳』など。

ホームページ:やまと薬膳クッキングスタジオ いってん
オオニシ恭子先生の東京での薬膳クラス:薬膳教室