皆様は、人生最後の食事は何を食べたいですか?

私は何かひとつと言われたのなら、梅干しのおにぎりかな……(できればお味噌汁付きで)。いったい何を急に言い出すんだ、と思われるかもしれませんが、「永遠」を考えたときに、唐突に、そんなことを考えてしまいました。

今日は、「お直ししながら永遠にはき続けたいパンツ」のお話

ややハイウエストの、いわゆる「サルエル」パンツ。とろみがあるシルク100%で、太ももまわりは適度なゆとり、ひざ下はかなりタイト。色はブラックネイビーです。
はいているのを忘れるくらいのはきごこち。自分で言うのも何ですが、絶妙なる美脚シルエットであります。シルクなので「きちんと見え」も♡ 旅にも出張にも、何回もお供させました。


12・3年前くらいに購入したパンツです。私の下半身、脚の長さにピッタリ合う。吸いつくようなシルクの質感。やわらかな肌あたり……とにもかくにもノンストレス。ジャケットに、ニットに、Tシャツに……シーズンレス、シーンレス、そして今となってはタイムレスに愛用できることも実感。あまりにはきこみすぎて生地が薄くなってしまったところを、数年前お直し屋さんで裏側から刺し子(?)のように補強していただき見事復活。それからは「いつかはお別れする日がきっときてしまうのかも(涙)」とは思いつつ、できるかぎりずっとずっと大切にはいていきたいな、という気持ちとともにはいています。

皆様にも『ZUTTO』愛せる服、ありますか?

余談ですが、最近観て、かなり心を鷲掴みにされた映画『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』。青空が広がり、ポップでカラフルな建物が立ち並ぶフロリダを舞台に、子供目線の「この夏が永遠に続けばいいのに」という楽しさがギュッと詰め込まれています。一方、アメリカが抱える社会問題を思いっきりつきつけられてしまう作品でもあるのですが……。「あの夏の日の永遠」の楽しさ、切なさを是非映画館で!


CREDIT:
トップス/エンフォルド
パンツ/リック・オーウェンス
バッグ/エレンディーク
靴/NIKE この日と同じ

大森葉子

主にビューティ担当。「今日は夏休み?」と聞かれてしまうほどの“ど”カジュアルと「今日は何かあるの?」と聞かれてしまうほどのデザイン性のある服が好き。ほぼ“一目惚れ”買い派。

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