2003年あたりの一大韓流ブームから一周回って、最近また韓国が注目されてきていますよね。前回は王道の人気メニューについて書きましたが、今回は韓国をリピートして、次はなに食べようか?と迷っている人におすすめの料理を紹介します。
ジャンオは、お酒好きにはたまらない!
ジャンオとは日本でいうウナギのようなもの。これを甘辛いタレにつけて炭火で焼きます。日本のウナギのように高くはなく、一皿10,000ウォン前後。どちらかというと庶民の食べ物という感じです。私はお酒が飲めないのですが、ウマ辛で美味しい! 飲める人は焼酎(ソジュ)やビール(メクチュ)と一緒にどうぞ! ソウル市内ではコンピョンドン コムジャンオ(서울 종로구 공평동 120-2 tel. 02-738-1769)が美味しかったです。
食べ過ぎ、二日酔いの朝に! 鱈スープ
旅行をすると夜ご飯などはつい食べ過ぎちゃう。お酒が好きな人は遅くまで盛り上がったりして、翌朝胃もたれで食欲がない。せっかく旅行に来ているのに……、そんな朝にぴったりなのがこのプゴクッ。これは鱈スープのことで、干した寒鱈のスープに豆腐やネギを入れたもの。今年の冬季オリンピックの開催地、平昌はこの寒鱈の産地でしたよね。干した鱈はアミノ酸が豊富でスープにはかなりのいいダシが出ており、絶品! 胃もたれじゃなくても、おすすめです(笑)。有名なのは市庁駅の近くにあるムギョドンプゴクッチプ(서울특별시 중구 을지로1길38 tel. 02-777-3891)。プゴクッは1杯7,000ウォンほど。朝7時からやっているのでたっぷり観光する前にどうぞ!
これからのシーズンに、冷麺はやっぱり専門店で
冷麺といえば平壌冷麺が有名。私はずっと冷麺は焼肉屋さんでシメ的に食べるものという位置付けで、あまり注目はしていなかったのですが、何ごとも専門店化が進んでいる韓国。冷麺にももちろん専門店があり、留学当時有名で韓国のテレビにも取り上げられているウルミルデ(서울특별시 마포구 염리동 147-6 tel. 02-717-1922)に行ってみました。平日の昼間なのに行列ができていて、観光客はほとんどおらず、地元のマッチプ(美味しい店)という感じ。味はもちろん私史上ナンバーワン! ソウルの人が行列を作る店に失敗はないと学んだ瞬間でした。お値段は10,000ウォン前後。
いかがでしたか? あまり日本語や英語の通じないお店もありますが、味は保証付きです。指さし会話などで、ぜひトライしてみてください!
PROFILE
畑 乃野子/フリーエディター・ライター。出版社勤務の後韓国へ留学し、韓国取材、翻訳、インタビューなどをこなす。