「年間60人がお嫁に行っている」とテレビなどでも話題沸騰の料理教室「田中伶子クッキングスクール」。この教室の講師として『本当に作りたい料理、ぜんぶ。』を刊行された田中伶子さん中村奈津子さんに、誰もがおいしく作れる人気の家庭料理を教えてもらいました!

洋食屋さんに負けない味!「エビのマカロニグラタン」


ホワイトソースから手作りすると、なめらかなソースが口の中でとろけて洋食屋さんに負けないおいしさに。具をかえて、いろいろなグラタンが楽しめます。

 材料(作りやすい分量/約4人分)

・えび(無頭・殻つき) 4尾
・鶏もも肉 100g
・玉ねぎ 1/4個
・マッシュルーム 4個
・マカロニ 100g
・白ワイン 大さじ1

A
・塩 小さじ1/3
・白こしょう(または黒こしょう) 少々


・バター 大さじ1

<ホワイトソース>
・バター、小麦粉 各70g
・牛乳 カップ4(または牛乳カップ3+生クリームカップ1)
・塩 小さじ1/2
・白こしょう(または黒こしょう)、ナツメグパウダー(あれば) 各少々
・ローリエ……1枚

・粉チーズ 大さじ2
・パセリのみじん切り 適量

 下ごしらえ 

 

① マカロニはたっぷりの湯で、表示時間通りにゆでる。
② 玉ねぎは1cm角に切り、マッシュルームは石づきを除いて、薄切りにする。
③ 鶏肉は1cm角に切り、塩、こしょう各少々(各分量外)で下味をつける。
④えびは殻と尾をむき、竹串で背わたを除く。2cm幅に切って塩、こしょう各少々(各分量外)で下味をつける。
⑤ホワイトソースは作り方1参照

 作り方

1. ホワイトソースを作る
厚手の鍋にバターを入れて中火にかけ、溶けたら小麦粉を加えてよく炒める。フツフツとしてきたら鍋を火からおろし、ぬれぶきんの上にのせて、冷ましながらサラサラになるまで混ぜる。

サラサラになるまで混ぜないと、牛乳を加えたときにダマができます。

牛乳、塩、白こしょう、ナツメグ、ローリエを加えてよく混ぜ、中火にかけてとろみがつくまで混ぜながら煮る。

2. 具を炒める
フライパンにバターを溶かし、鶏肉、玉ねぎ、マッシュルームを中火で炒める。

ADVICE
白く仕上げたいから、焼き色をつけないこと!

 

鶏肉に火が通ったら白ワインを加えてアルコール分をとばし、えびを加えて炒め合わせる。ゆでたマカロニを加え、Aで味を調えて火を止める。

3.仕上げる
2に、ホワイトソースの2/3量を加えて混ぜ合わせる。

 

4等分してグラタン皿に入れ、残りのホワイトソースをのせて上を覆う。粉チーズをかけて、220℃に温めたオーブンで10分ほど焼く。焼き色がついたら、パセリを散らす。

ADVICE
上にもホワイトソース。たっぷりがおいしい。

 

田中伶子クッキングスクール

1964(昭和39)年に、料理研究家田中伶子が開いた料理教室。基本を大切にした家庭料理の指導をしている。講師は、田中伶子と娘の中村奈津子。月曜日から土曜日までレッスンがあり、銀座という土地柄で、主婦や、仕事帰りのOLを中心に大人気。「実習ができ、料理が本当においしい」と、何年も通い続ける生徒が多い。
○田中伶子(たなかれいこ)
全国料理学校協会理事・NPO日本食育インストラクター協会理事 福岡女子大学卒業後、1964(昭和39)年に料理教室を開設。自身も雑誌の執筆、テレビ出演、食関連の講演や商品企画など幅広く活躍中。著書に「一生作り続けたいおかず」(主婦と生活社)。
○中村奈津子(なかむらなつこ)
日本女子大学食物学科卒業後、全日本司厨士協会に就職。ニューヨークのニュースクール、フィレンツェのラ・フォールアカデミーに学び、香港駐在中に中華料理を学ぶ。2006年ニューヨーク駐在時より料理教室「LOVELY TABLE NEW YORK」を主宰。2009年帰国後、田中伶子クッキングスクールに講師として勤務。

 

『50年続く銀座の人気料理教室の熱血レッスン 本当に作りたい料理、ぜんぶ。』
著者 田中伶子クッキングスクール 1300円(税別) 講談社

50年続く銀座の人気料理教室の熱血レッスン
【テレビ出演で話題の著者の、婚活レシピ!!】

年間60人がお嫁に行ける料理教室で講師をする著者の「婚活レシピ」です。 いちばんわかりやすい、初心者向け料理本ができました! 50年続く銀座の人気料理教室のレッスンを受けているように、先生のアドバイスが親切なので、初心者でも失敗なく作れます。レシピも生徒に人気のものを掲載しました。下ごしらえが写真つきで、プロセス写真が大きいのも便利。

『本当に作りたい料理、ぜんぶ。』のほか、お料理レシピやダイエット・美容情報など講談社くらしの本からの記事はからも読むことができます。
講談社くらしの本はこちら>>

(この記事は2018年6月16日時点の情報です)
構成/庄山陽子(講談社) 写真/青砥茂樹(講談社)

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