服しか興味ないさんからの質問
Q. お小遣いが少ないのが不満ですが
「上げてほしい」とも言いにくく悩んでいます。

40代の専業主婦です。一流企業勤務の主人から、毎月、食費と雑費を現金でもらっています。それはギリギリの金額です。それとは別に、お小遣いとして新婚時より毎月1万円をもらっています。主人は10万円超えのコートや20万の趣味の道具の購入、一流美容室に通うなど、自由に使っていますが、私は1万円のお小遣いだけ。記念日に高い物を買ってくれるといったこともありません。貯蓄額も教えてくれません。仕方なく、独身時代の貯金をこっそり切り崩しています。でも、「お小遣いを上げて」とは言いにくいのです。理由は、1.専業主婦なので遠慮があり強く言えない 2.主人が10才以上年上で言いくるめられそう 3.言った後の関係性が怖い 4.私の母による「男性には物をねだってはいけない」という教育 5.ネットを見るとお小遣い1万円の人も世の中にはいる。これらの理由で言い出せず10年以上経ちましたが、外資系企業で働いていた私にとっては少なく感じる金額です。遠慮し過ぎでしょうか?

特別ゲスト 佐々木圭一さんの回答
A. 感謝の気持ちと合わせてお願いすることで
お小遣いを上げさせられる確率は
グンと高まるでしょう!

夫婦といえども、お金の話は繊細。なかなか言いだしにくいですよね。
ストレートに

×「お小遣いを上げて」

と言えば、険悪なムードにもなりかねません。そこで、ぜひこう言ってみてください。

「苦労のない生活をさせてくれて、あなたにはすごく感謝しているの。だから、こんなこと言いにくいんだけど。あなたの妻として恥ずかしくないように、もう少し身なりとか美容に気を付けたいの。もう少しだけお小遣いを上げてくれない?」

これは、伝え方の技術の「感謝」を使っています。お願いといっしょに「感謝」を伝える、という方法です。人は感謝されると、それに反する行動が取りにくくなるものです。

この「感謝」を伝えたうえで、以前の回答でもご紹介した「相手の嫌いなことを回避する」という技術を使うと良いでしょう。ご主人はおそらく、妻である服しか興味ないさんが身なりにかまえなくなるのは望まないことだと思います。そこで「あなたの妻として恥ずかしくないように、もう少し身なりとか美容に気を付けたい」と伝えれば、「妻がキレイでいてくれるなら、いいかな」と思わせることができるはずです。

ぜひ、この伝え方の技術を使ってみてください。そして、希望の額までお小遣いを上げさせられることを願っております!
 

PROFILE
  • 佐々木圭一(ささきけいいち)コピーライター、上智大学非常勤講師。博報堂を経て(株)ウゴカスを設立。博報堂入社後、コピーライターの部署に配属されるものの、伝えることが得意でなく、ストレスから1年で15%の体重増に。そこから、伝えることには技術があると発見、人生が変わったという経験を持つ。その技術を綴った著書『伝え方が9割』(ダイヤモンド社)はベストセラーに。他に『伝え方が9割2』『まんがでわかる 伝え方が9割』がある。 この人の回答一覧を見る
 取材・文/山本奈緒子 

 

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