HIさんからの質問
Q. 病気のためマスクをしています。
そのことを追求してくる職場の女性を、どうかわせば良いでしょうか?

ステロイドと免疫抑制剤を飲んでいるので、感染症予防とムーンフェイスを隠すためマスクをしています。この春から女性だらけの職場で働くことになったのですが、マスクをしていることをとことん追求してきます。「花粉症?もう飛んでないよね。あっ、風邪か!」みたいな感じです。適当にかわしてはいますが、ロッカールームでしか会わない人にいちいち聞かれるのでものすごくストレスです。ただの事務職で接客もないので、マスクをしていけない職場ではないです。こういうおばさんたちには、どう対応すれば良いのでしょう。夫は、病気を公表しちゃえば?と言いますが、派遣でいつまで続けるか分からないような職場で公表するのも嫌なのです。完治しない病なので、それこそ何を言われるか……。どうか大人な対応を教えください。(46歳)

特別ゲスト 佐々木圭一さんの回答
A. 「あなたにだけ話す」と言って
相手の優越感を満たしましょう。
ただし嘘の理由を伝えるのはNGです!

誰もが、何か言いたくないものを持っているものですよね。とくに体調や病気のようなプライベートなことは、気軽に話したくはないもの。お気持ち、お察しします。
だからといって

×「気にしないでください」

と言っているだけだと、今後もあれやこれや詮索され続けそうです。そこで代わりに、こう言ってみてください。

「◆◆さんにだけ言いますけど、私、のどが弱くてお医者さんにいつもマスクをしておくようにって言われているんです」

これは、「Q. 親密な人とのコミュニケーションになると、急にどうしていいか分からなくなります。」、「Q. 忙しい彼に「会えなくて辛い」と言ってしまい、申し訳ない気持ちです。」でもご紹介しました「あなた限定」という“伝え方の技術”を使っています。ポイントは、相手に「私にだけ話してくれたんだ」という優越感を感じさせるところにあります。そうすればきっと「のどが弱くて」というボカした理由でも、相手は満足して、それ以上詮索してこなくなると思われるからです。

ただしここで嘘の理由を言うのはやめたほうが良いでしょう。アメリカでは「嘘の50%はバレる」というデータも出ているほど。バレるとおばさんたちとの関係が今まで以上にこじれてしまいますし、リスクが高いと思います。でも「のどが弱い」と言うのでしたら、実際にHIさんはのどからウイルスに感染しやすい状態だと思いますので、嘘にはあたらないと思います。

しつこく詮索してくる同僚にはこの“伝え方の技術”を使って、派遣期間を乗り切ってださい。
 

PROFILE
  • 佐々木圭一(ささきけいいち)コピーライター、上智大学非常勤講師。博報堂を経て(株)ウゴカスを設立。博報堂入社後、コピーライターの部署に配属されるものの、伝えることが得意でなく、ストレスから1年で15%の体重増に。そこから、伝えることには技術があると発見、人生が変わったという経験を持つ。その技術を綴った著書『伝え方が9割』(ダイヤモンド社)はベストセラーに。他に『伝え方が9割2』『まんがでわかる 伝え方が9割』がある。 この人の回答一覧を見る
 取材・文/山本奈緒子 

 

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