毎日ごはんをつくるのは大変! そんなときに子どもが手伝ってくれたら、ひとりで作れたらどんないいことでしょう。夏休みを機会に料理にトライさせてはいかがでしょう? 自分ひとりで作ることができたら、自信になり、おいしければあれもこれも作ってみたくなること間違いなし!
料理研究家・上田 淳子さんの最新刊『子どもキッチン』は、缶詰や冷凍食品を使えば、包丁いらず、フライパンを使わないチャーハン、ご飯に具材をのっけるだけでもおいしい1品に……などアイデアも豊富で、子どもだけでなく料理初心者も忙しい人も参考になる1冊です。
今回は冷凍うどんを使った「うどんナポリタン」のレシピを紹介します。
スパゲティをゆでるのは大変なので、代わりに冷凍うどんを使ってナポリタン風に。太めんとトマトケチャップの相性はバッチリです。
また、ピーマンは手でちぎることもできます。ミニサイズのウインナーを使えば、包丁いらずのメニューになります。
【うどんナポリタン】
道具
・フライパン
・計量スプーン
・どんぶり(耐熱性のもの)
・ラップ
・ミトン
・包丁
・まな板
・菜ばし
材料(1人分)
・冷凍うどんA 1玉
・ウインナーB 3本
・ピーマンC 2個
・プチトマトD 3個
・サラダ油E 小さじ1
・トマトケチャップF 大さじ2
・粉チーズG 好きなだけ
作り方
① 冷凍うどんはどんぶりに入れて、ふんわりラップをかけて電子レンジ(600W)で2分加熱する。ミトンなどを使って取り出し、奥側からラップをはずす。
② ピーマンは洗ってまな板に置き、滑らないように手で押さえ、縦半分に切る。へたと種を取り、横に4つに切る。プチトマトはへたを取って洗う。
③ ウインナーはまな板に置き、滑らないように手で押さえて包丁で斜め2等分に切る。
④ フライパンにサラダ油を入れて全体に広げる。2のピーマン、3のウインナーを入れてコンロの上に置き、中火にかけて菜ばしで混ぜながらウインナーが反り返るくらいまで約2分炒める。
⑤ 1のうどん、2のプチトマトを加え、菜ばしでめんをほぐしながら全体を混ぜ合わせる。
⑥ ケチャップを加える。
小さい口からケチャップを出して、直径10cmくらいのマルを3周描くくらいが大さじ2だよ。
⑦ さらによく混ぜて火を止める。
⑧ 片方の手でフライパンの柄を持って傾け、皿に盛る。粉チーズをふる。
『ひとりでできる 子どもキッチン』
上田 淳子 著 1400円(税別) 講談社
共働き家庭で、夜までひとりで留守番している子どもがどんどん増えています。冷蔵庫にあるもので食べたいものをパパッと作れる知識やテクニックは、子どもに限らず、楽しく健康的に生きるための必須条件となっています。
コンビニで市販のサンドイッチやおにぎりを買うよりも、卵やハムや冷凍うどんを使えば、お金もかからず、栄養豊富な温かいおかずをお腹いっぱい食べられます。
小学生だって料理を作れれば、疲れて帰ってきたママを喜ばせることもできます。子どもに「食事を作るのって楽しいな、誰かに食べさせたい」と思わせる、毎日使いたくなる料理入門書。
食材の種類や切る作業があるものはできるだけ少なく、ハンバーグもポリ袋に材料を入れてモミモミするだけなど、大人の手を借りなくても、子どもが1人で安全に作れるレシピを徹底検証。対象年齢は9歳以上ですが、包丁も火を使わないレシピはもっと小さい子でもOK。もちろん、料理初心者の大人にも役立ちます。新入学時や夏休み、誕生日、クリスマスなど、子どもへのプレゼントとしてもおすすめです。
『ひとりでできる 子どもキッチン』のほか、料理、健康・美容など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。
講談社くらしの本はこちら>>
(この記事は2018年8月1日時点の情報です)
・第1回「夏休みに子供に料理をトライさせよう!ピザと洋風&和風スープ」はこちら>>
・第3回「子どもも作れて大人も時短!包丁なしの簡単すぎるキーマカレー」はこちら>>
上田 淳子(ウエダ ジュンコ)
料理研究家。兵庫県神戸市生まれ。辻学園調理技術専門学校の西洋料理研究職員を経て渡欧。スイスではホテルのレストランやベッカライ(パン屋)を始め、フランスの三ツ星レストランやシャルキュトリー(ハム・ソーセージ専門店)などで修業を積み、帰国後は東京のサロン・ド・テでシェフパティシエとして勤務したのち、料理研究家として活動。大学生の双子の男の子の母であり、自らの育児経験と知恵を生かした作りやすい家庭料理のレシピが好評。子どもと家族の”食”に関する活動を行い、『るすめしレシピ』(自由国民社)、『共働きごはん』(主婦の友社)、『冷凍お届けごはん』(講談社)など著書も多数。