漫画『ジョジョの奇妙な冒険』といえば、1987年の誕生から30年を経た今なお続き、海外にもファンの多い人気作です。

©︎荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社


独特の世界観を放つ同作品の作者である漫画家・荒木飛呂彦さんの大規模展覧会『荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋』が、8月24日(金)から東京・六本木の国立新美術館で開催されます。

本展では、初公開を含む豊富な原画や関連資料をもとに、作品の30年もの歩みを多彩なアプローチで見せていきます。会場は8つのコーナーに分かれ、物語の誕生から30年の歩みが詰まった「ジョジョクロニクル」に始まり、印象的なポージングや構図、色使いが美しいカラー原画が堪能できる「JOJO’s design」、荒木飛呂彦さんの創作の秘密に迫る「ジョジョリロン」など、見どころ満載。

中でも必見なのが、今回の展覧会のために描きおろした完全新作の大型原画12枚。縦2m、横1.2mというサイズで、1枚ごとに異なるキャラクターとスタンドが等身大に近い大きさで描かれているとのこと。会場でしか味わえない迫力と、原画の持つパワーを感じられそう。

「荒木飛呂彦原画展」パース画像「ジョジョクロニクル」 ※画像はイメージです


会場内では特設ショップでオリジナルグッズも多数販売されます。原画展のために描き下ろしたキービジュアル(東京、大阪の2種)など複製原画を始め、公式図録、ファン垂涎のグッズを多数用意。さらには、8月22日(水)〜10月1日(月)に、六本木の「メルセデス ミー 東京」とのコラボレーションで、1階のカフェと2階のレストランでコラボレーションメニューもお目見え。展覧会鑑賞の帰りに、ここで余韻に浸るのもよさそう。

第1部『ファントムブラッド』から第8部『ジョジョリオン』までの主人公が描かれたドローイングアート。19000円(税込) ©︎荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
『ジョジョの奇妙な冒険』の代名詞のひとつである「ドドド(擬音)」に覆われた「メルセデス・ベンツ」新型C-Class。このコラボカーは「メルセデス ミー 東京」(六本木)で展示される
「メルセデス ミー 東京」(六本木)の1F「DOWNSTAIRS COFFEE」に登場するコラボメニュー「オラオラ・ラテ」。第3部の主人公・空条承太郎のラッシュ時の叫び声で埋め尽くされたカフェラテ。550円(税込)


ちなみに、国立美術館で漫画家の個展が開催されるのは、手塚治虫以来28年ぶり2人目。『ジョジョ』ファンの人はもちろんのこと、これを機に作品の世界観に触れたい人にもおすすめの展覧会です。

<展覧会概要>

本展のために描き下ろされた東京会場のキービジュアルは、第3部の空条承太郎とスタープラチナ  ©︎荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
本展のために描き下ろされた大阪会場のキービジュアルは、ジョースター家因縁の敵・DIO  ©︎荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社


『荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋』
(主催:国立新美術館、集英社)
会期:2018年8月24日(金)〜10月1日(月)
会場:国立新美術館 企画展示室2E
休館日:毎週火曜
時間:10:00〜18:00(毎週金、土は21:00まで)※最終入場は閉館の30分前まで

チケット(完全日時予約制):
先行予約券
販売期間:8月23日まで(木)一般1400円、大学生1000円、高校生600円
グッズ付先行予約券「JOJO's Sketch Stickers(専用ケース付)」
販売期間:8月23日(木)6500円
予約券
販売期間:8月24日(金)~ 一般1600円、大学生1200円、高校生600円
※各回残券がある時のみ、当日に国立新美術館で販売

取材・文/吉川明子