SNSでも今話題になっているハリウッド映画、『クレイジー・リッチ!』。内容は全米で大ヒットしたベストセラー小説『クレイジー・リッチ・アジアン』を原作にしていて、N.Y.在住のアジア系アメリカ人レイチェルが、恋人ニックの親友の結婚式に一緒に参列するためニックの故郷シンガポールに一緒に向かうと、実は彼はシンガポール最大の不動産王の御曹司だということが発覚する、というラブコメディ。

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筋書きだけ聞くと「ふ〜〜〜ん」という感じなのですが、この、キャスト全員がアジア系俳優の作品が、なんと公開2週連続で興行成績第一位にランクインし、約28億円もの興行収入を達成したそう。そして早くも続編製作が決定―そう聞くと、「なんで全員アジア系の映画がそんなにハリウッドでウケてるの?」と気になってきませんか?

私もまだ作品を観ていないのでいろんな記事を読んだ憶測でしかないのですが。まず、ざっといろんな資料を見たところ、どうやらこの映画、SATCとハーレクイン小説と『マンマ・ミーア!』を足して3で割ったような内容みたい(※かなり乱暴かつざっくりした憶測ですが)。さらに話的には、一般庶民がいきなり大富豪の男性に見初められるという、『花より男子』的なシンデレラ・ストーリーだし、ひとことで言うと、ヒットする要素がてんこ盛り、ということですね。ちなみにこちらがそのトレイラー映像。

どうですか? シンガポールの富裕層の生活を描いていて、ロケ地も今いちばんHOTなシンガポールのスポットばかり。キラッキラな世界観は、N.Y.から舞台をシンガポールに移したSATCさながらという感じ。VOGUE.comでも早速、映画のロケ地を巡るシンガポールの旅を特集していましたよ。予告映像の途中で出てくるスタイリストとおぼしきゲイの男性も、SATCのアンソニーを彷彿とさせますよね!

そしてヒロイン役女優コンスタンス・ウーももちろん可愛いのですが、新たなファッション・アイコンとして注目されているのが、劇中で主人公ニックの従妹アストリッド役を演じた、ジェンマ・チャン(35歳)。彼女は香港出身の父と中国本土出身の母を持つイギリス人女優で、身長175cmもある長身美女。彼女が映画の中で着こなす、AdeamやAltuzarraなどのアジアのルーツを持ったデザイナーの衣装の数々もゴージャスで見応え十分だそう。きらびやかなロケ地にファッションにシンデレラストーリーと来たら、これはもう観ずにはいられません!! 絶対にほとんどの女性が好きなやつ(笑)! そしてそして。この映画は原作者の実体験に基づいているそうなんですが、この映画に出ている御曹司ニック役のヘンリー・ゴールディングの実生活での奥様が、なんと昔、私とmi-mollet編集部の大森編集長が携わっていた、講談社のファッション誌『GLAMOROUS』にも出ていたモデルのリブだということが判明し、映画のようなシンデレラストーリーって本当にあるんだなあと感動したのでした。この映画のヒットでヘンリーは一気にハリウッドの大スターですもんね。人生、何が起きるかわからないもんだなあ、と!

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妖艶な美貌の持ち主、ジェンマ・チャン。写真:Shutterstock/アフロ
 

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御曹司役のヘンリーと、奥様の元GLAMOROUSモデル、Liv Loさん。お似合いの美男美女カップル♡


この『クレイジー・リッチ!』、日本公開は9月28日だそうなので、始まったらすぐに観に行く予定です。これを観たらSATCを観てN.Y.に行きたくなるのと一緒で、きっとシンガポールに行きたくなるんだろうなという予感が、今からひしひしとしているのでありました。