今日は、先日オンエアされた“『ぴったんこカン・カン』15周年企画 米倉涼子スペイン人になる!”の舞台裏を、ミモレ読者のみなさんに紹介したいと思います。
この連載でも何度か書かせていただいていますが、アルゼンチンタンゴを習っている私は、同時にスペイン語も猛勉強中。
レッスンを始めてから約4ケ月、いつもお世話になっているスペイン語の先生にもロケに同行してもらいました。

スペイン語の先生と一緒に記念撮影


番組のロケよりも前にスペインに入った私がまず訪れたのは、いつか行ってみたかった、ローマ時代の水道橋が残るセゴビア。
『白雪姫』のお城のモデルになったアルカサルにも足を運びました。おとぎ話のなかから飛び出してきたようなお城そのものも美しかったのですが、眺めが本当に素晴らしい!
こんなところにこんなお城が!? と、セゴビアが想像していたよりも田舎だったことにもびっくりしました(笑)。
この時期のスペインは日が長くて、昼間は肌を刺すような日差しが痛いほど。初日からすっかり日に焼けてしまいました。

セゴビアの水道橋を散策
アルカサルのお城で

マドリッドに移動してからは、フラメンコが見られるレストランへ。
観光地っぽいスポットだから無理して行かなくていいかも、という話も聞いていたのですが、行ってみてよかった! 
近くで見る生のフラメンコはやっぱりすごい迫力でした。食事をしながら楽しめるので、マドリッド旅行に行く人はプランのひとつに入れてみてくださいね。

 

その後は、番組でも放送されたアランフェスにあるお宅にひとりでホームステイ。娘さんたちとおしゃべりしたり、一家が営む農園で野菜を収穫したり、市場でお店の人とコミュニケーションをとりながら買い物をしたり……。
こんなふうに時間を過ごしたのは本当に久しぶり。40℃という暑さのなかで過ごしたのでさらに日に焼けてへろへろになりましたが(笑)、和やかな時間を過ごしました。

アランフェスで合流したTBSアナウンサーの安住紳一郎さんと次に向かったのは、サンセバスチャンの街。この街を訪れた目的は、もちろんバルめぐり! 
ひとつひとつのお店でゆっくりとお料理を楽しむのではなく、立ったままチャチャッと食べて飲んですぐ移動。これが楽しいんですよね。
路地を歩きながら思ったのは、ここっておしゃれな新橋!? ということ(笑)。旅の疲れが出てきた頃にワインを飲んだのでほろ酔いになっていると、女優の渡辺えりさんがいらっしゃって、もう本当にびっくりしました。
このサプライズを安住さんが知っていたかどうかはいまだに謎です(笑)。オンエアを見た知り合いからは「ヨネがだんだん酔っぱらっていくのがわかった」と言われたのですが、大丈夫だったでしょうか(笑)? 

私のスペイン語の先生は、「現地の方たちにどんどん話しかけてみて」という実践派。
カメラが回っていないところでもスペイン語を話して、移動中もずーっと勉強をしていました。あと1週間くらい滞在していたら、もっと上達していたかも!? 
帰国してすぐにアルゼンチンタンゴのレッスンに行ったら、ダンサーさんたちに「急に話せるようになったね」という言葉をもらいました。
大人になってから始めた語学はすぐには身につかなくて、簡単じゃないですね。そんなことを実感しながらも、まだまだ頑張ろう! と思える旅になりました。