ホステルとは、ドミトリー(相部屋)を基本とした宿のこと。かつてはバックパッカー向けの低価格宿泊施設といった感じものがほとんどでしたが、最近はデザインにこだわったおしゃれな施設も多く、滞在費を抑えたい外国人観光客はもちろん、合理的に旅を楽しみたい国内旅行者にも人気なんです。
また多くのホステルに設置されている共有スペースでは、利用者同士が旅の情報を交換したり、一緒にお酒や食事を楽しんだり。泊まるだけではない、旅に新たな価値を与えてくれる“出会いとコミュニケーションの場”としても注目を集めています。今回は、ここ数年にオープンした都内の最新ホステルをご紹介。今までにない新しい旅のカタチを体験してみませんか。
<1>新旧が交わる街の、新たな文化交流拠点
THE SHARE HOTELS LYURO 東京清澄
隅田川に面して立つ、築28年のビルを再利用したリノベーションホテル。川沿いという立地を最大限に活かした作りで、もちろん全室リバービュー。レストランのある2階部分からは川と繋がるように川床が設置されており、川面を眺めながらお酒や食事も楽しめます。またこの川床はオープンスペースで宿泊者でなくても利用OK、というのもいいですよね。街歩きが楽しい清澄白河の、新たな人気スポットになりそうです。
【施設DATA】
■施設名
THE SHARE HOTELS LYURO 東京清澄
■住所
東京都江東区清澄1丁目1-7 [地図をみる]
■総部屋数
53部屋
■アクセス
東京メトロ半蔵門線水天宮前駅4番出口、都営大江戸線清澄白河駅A3出口から各徒歩10分
<2>これからを変える、出会いやきっかけが生まれる場所に
KIKKA
神田川のほとり、古きよき東京の面影を残す東神田に誕生した、“サスティナブル”(持続可能)をテーマにしたホステル。こちらではカフェでの食事、タオルを交換しない、アメニティを使わないなどにより、その代金や費用の一部が寄付される仕組みなんです。もちろん、4駅が徒歩圏内という抜群の立地や快適さなど、宿としての魅力も◎。気取らない社会貢献を、旅の新しい価値として提案してくれる新感覚のホステルです。
【施設DATA】
■施設名
KIKKA
■住所
東京都千代田区東神田1丁目3−3 [地図をみる]
■総部屋数
74部屋
■アクセス
JR馬喰町駅2番出口から徒歩2分。
バスの場合は、東京駅八重洲南口から都営バス「東42甲」(南千住車庫前行き)に乗車。馬喰町バス停下車、徒歩2分。
羽田空港からは東日本橋駅までの直通電車あり。京急東日本橋駅2番線出口から徒歩2分。
<3>目には見えない“今の日本らしさ”を感じる宿
BUNKA HOSTEL TOKYO
外国人観光客も多い浅草で、ひときわ目を引くおしゃれな外観。実はこちら“日本”がコンセプトのホステルなんです。明快な“和”の意匠を使わないのは「日本人の心からのおもてなしがあれば文化もおのずと伝わるはず」との思いから。ミニマルな内装も、宿泊施設が最も大切にすべきは清潔感、と考えたからなのだとか。無駄を嫌い、必要なものがちょうどよく揃った空間から、私たちの知らない“日本らしさ”に出会えそうです。
【施設DATA】
■施設名
BUNKA HOSTEL TOKYO
■住所
東京都台東区浅草1丁目13-5 [地図をみる]
■総部屋数
125部屋
■アクセス
東京メトロ銀座線浅草駅または田原町駅、都営地下鉄浅草線浅草駅、東武鉄道浅草駅から各徒歩5分。つくばエクスプレス浅草駅徒歩1分。
<4>憧れの街・銀座を暮らすように楽しむ
IMANO TOKYO GINZA HOSTEL
銀座で暮らす。そんな夢の旅を、思いきり手軽に叶えてくれるのがこちら。魅力はなんといってもホスピタリティを重視した空間で、たっぷりの自然光が射し込むラウンジでは、まるで友人の家に泊まりに来たような感覚で過ごせます。美味しいレストランは星の数ほど、素敵なバーだって山ほどある街ですが、ここに泊まったなら夜は早めに宿へ戻って、世界中から集まる旅行者と遅くまでおしゃべり、もおすすめです。
【施設DATA】
■施設名
IMANO TOKYO GINZA HOSTEL
■住所
東京都中央区新富1丁目5-10 [地図をみる]
■総部屋数
30部屋
■アクセス
JR八丁堀駅、東京メトロ日比谷線八丁堀駅、都営地下鉄浅草線宝町駅から各徒歩7分。
いかがでしたか? 遅めの夏休みや、秋の行楽シーズンにプチ旅行を検討中の方はぜひ参考にしてくださいね。皆さんのおすすめ宿情報もお待ちしています! 次回は「使える旅サイト&神アプリ」です。どうぞお楽しみに!
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