私は食べることが大好きです。
朝ごはんを食べたあと、もうすでにお昼に何を食べようか考えています。
ところがこんな私でも、子供の頃は食べ物全般が嫌いでした。
好きな食べ物は、アイスクリームとスイカのみ。肉、魚などは見るのも嫌でした。
特にお魚やさんの前は、あえて通らないようにしていました。
お醤油もお味噌も嫌い。日本でお蕎麦やさんの前を通るときは、鼻をつまんで歩いていたものです。
結婚して日本に住み始めて最初の頃、六本木のモティというインドレストランに週4回も通っていました。
さすがに、しばらくすると飽きてきて「何か自分で作ってみてはどうか?」ということに。
そこから私の料理人生が始まったのです。
自分で料理するということは、好きなものだけ入れて、好きなように作ればいいわけです。
だから自分の料理が一番好きなのも納得ですよね。
今では、自分の作った料理を食べた一口目には必ず「これ最高に美味しい」というと、家族に呆れられています。
二人の息子も、大学生になってアメリカに住み始めてから食べたいものを自分で作るようになりました。
WhatsApp(LINEのようなメッセージアプリ)で、「ラザーニャはどう作るの?」「タコご飯は?」などと聞いてきて、何でも好きなように作っています。しまいには「ママのターキーより自分の方が美味しい」などというようになりました。
料理を作るのが苦手、という言葉をよく耳にしますが、それはレシピなどにこだわるから。
適当に好きなように作れば、1回2回は失敗してもだんだん好きな味になってくると思います。ようは想像力とマネージメント力です。
マネージメント力がないと、無駄な時間を費やしていまい、料理が面倒くさいということになってしまいます。
作りたいものの材料を全部並べて、準備、下ごしらえをしておけばいいのです。
私は買い物をしてきたら、すべて洗って、物によっては切っておくなど、なるべく作るときに時間がかからないようにしておきます。
あとは、使ったものはすぐ洗うか食器洗い機に入れて、料理が完成した直後でもキッチンが片づいているようにしています。
そして肝心なのは、料理を何種類も作らないこと。食べたいものだけ作るのですから、一皿で十分なはずですよね!
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