年下の友人から素敵なプレゼントをもらいました。フィンランド旅行のお土産です。紙袋から出てきたのは、こんな可愛い包み。フィンランドの新聞と麻のリボン、松ぼっくりが付いています。ヘルシンキのヴィンテージショップのショップカードも!開ける前からワクワクするパッケージでした。

中から出てきたのは、丁寧に何重にも包んだ、ヴィンテージのカップ&ソーサーでした。一緒に入っていたカードには、イギリス好きの私のイメージで選んだこと、松ぼっくりは見学に行ったフィンランドの建築家、アアルトの家の庭で拾ったことが書いてありました。

この繊細な器をトランクに入れるなんて考えられません。きっと手荷物にして大事に持って帰ってくれたのでしょう。パッケージも松ぼっくりもそのすべてにこまやかな心遣いが感じられ、ヴィンテージのカップ&ソーサーをいっそう愛しいものにしてくれました。
贈り物は物そのものだけでなく、その「姿」で、思いを伝えるということを、改めて感じたのでした。

 

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【下田結花のブログ】
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