大人になってから好きになったものの一つに、「手ぬぐい」があります。
小さい頃は、お店の開店のお祝いとか新聞屋さんと契約したときのお礼とかでいただく名入りのシンプルなもののイメージが強くてあまり使うことはなかったように思うのですが、近頃はデザインもステキなものが増えて、自分で使うのはもちろん、時には贈ったりする機会も増えました。

中でも私は、「かまわぬ代官山店」さんのものが好きです。
注染という、昔ながらの職人さんによる手仕事による染めで、プリントのように線がパキッとしていない何となく優しい雰囲気。それから伝統からモダンまで様々なデザインが揃っていて、その時々に合わせて選ぶ楽しみもあります。

 

例えば、季節の柄。
春は定番の桜にタンポポ、お雛様、しらす漁に桜鯛、お花見なんて名前のついたものまで。
今の時期は菊に秋の葉、栗に月見障子、かぼちゃなど。
手ぬぐいなのに、見ているとお腹が空いてくるのはなぜでしょう(笑

 


綿100%で出来ている手ぬぐいは使い方も幅広く、ハンカチのように汗をぬぐったり手をふいたりはもちろん、吸水性が高く丈夫なので料理の時も大活躍。洗ったお皿をふいたり、水気を絞るのに使ったり、おむすびやお弁当を包んだり、蒸し物をするときにセイロのフタに巻いて水分が下に落ちるのを防いだり、エプロンの腰の紐にちょっとかけて手や皿を拭ったり。そのうち台拭きになったり、掃除をするのに使ったり、最後の最後まで使い倒せます。
あんまり長く使って捨てるときには「ありがとう」と感謝がこぼれるほどです。

 


また、「かまわぬ」の手ぬぐいは贈り物にしても喜ばれます。
先日は栗をおすそ分けするのに和菓子が入っていたカゴに栗を入れて、栗の模様の手ぬぐいでくるっと巻いて差し上げたら、とても喜ばれました。

 


かまわぬの商品はもちろん、異業種ブランドとのコラボデザインもステキ。条件が合えば、オリジナルデザインを染めてもらうことも可能ですよ。
Online shopは今のところありませんが(カタログからのオーダーは可能)、東京の直営店を中心に日本全国で取り扱われています。
最後はまわしもののようになってしまいましたが、私も実際愛用していてとても使い勝手が良いと思うので、張り切っておすすめしちゃいました。
手ぬぐいで季節探し&お台所で活用、ぜひ。