子どもができて、リスクを取らなくなりました。大学生のころは、主に国内ではありますがバックパッカーみたいな旅をよくしていたのに、子どもが生まれてからは、ついつい足が遠のき、子連れに優しいリゾートのみを選ぶことに。

ベビーカーで行ける場所、オムツを大量にかかえて…と考えると、行けるところは限られる。そもそも私一人では連れていけない。そう思っていました。

ところが、最近になり、下の子が3歳近くなり、ベビーカーがほぼ必要なくなってきました。オムツも卒業しつつある中で、復活しはじめたのが、旅!

ママだって旅したい!そう思ったときに、一つの選択肢は、自分だけ旅に出る、というものです。小学生のお子さんがいる友人女性が、「家族のことは大好きだけど、一人の時間もたまにはほしいの!」ということで家族からの誕生日プレゼントとして毎年一人旅をしているという話を聞いたことがあります。

それもいいなと思ったものの、私は日本で新聞社にいたときに子どもが生まれてからも1泊くらいの出張はちょこちょこしていたのですが、家を離れるとどこに行っても子どもに「あ、ねぇあれ見て」と話しかけたくなる、写真にうつってくれる子どもたちがいないとどこか寂しい・・・。結局ホテルで子どもたちの動画を見ていたりする始末。

だったら、子どもたちを連れて母子旅にでたらいい!夫は休めずとも、せっかくフリーランスの立場なら、子どもの長期休みに自分の稼いだお金で好きなところに行けばいいでないか!と思い立ちました。

まずは日本国内で何度か母子旅をして自信をつけ、つい先日ベトナムにほんのちょっと取材も兼ねて母子で行ってきました。

ハノイの第一印象は「バイクが多い」

ポイントは

・ツアーに申し込む、友人母子との旅行にする、現地にいる友人と会う約束をするなど、何かあったとき頼れる大人を、必ず自分以外に現地に確保しておくこと。

・行ったことのある人や現地に住んでいる人に持っていったほうがいいものやおすすめの行き先を聞くこと。海外や地方ではコンビニにすぐ駆け込めないことも多いので、お菓子や飲み物を必ず確保してから出発する。

交通手段はできるだけホテルや旅行会社に送迎をお願いしたりアプリが使えるか事前に確認したりして、安心して使えるものを把握。決まった時間に決まった場所についていないといけないものは極力減らし、余裕のあるスケジュールで子どもたちの体調と機嫌次第で柔軟に変えられるようにしておくこと。

行く先々で、当然のことながら大人2人に子ども1人というのは結構いるのですが、大人1人で子ども2人連れているグループは滅多にいない……。よほど訳アリと思われているかなーと思うのですが、別にいいじゃないか!

ハロン湾では子どもたちは洞窟やビーチを満喫

旅に出る前や帰ってきた後、地図帳や各国の歴史を調べながら子どもに「こんなところがあるよ!」「こういう歴史だったんだね、だからこうだったんじゃない?」と社会の勉強をするのも楽しいです。リゾートでゆっくりするのもいいけど、学生時代みたいな「自分の世界を広げる」旅、大人になっても、ママになっても、おすすめです。