私にとって深刻だった髪の「薄毛」と「抜け毛」問題

髪の悩みは人類の悩み。それは、男性も女性も同じこと。
40歳を過ぎると、髪にコシやハリがなくなり、抜け毛が気になります。

私も43歳で死産を経験した3ヶ月後くらいから、ものすごい量の抜け毛を経験しました。
それは、１回のシャンプーでひと束もなくなるほどで、自分でシャンプーするのが怖く、毎回美容院でシャンプーしていたほどでした。
今でもパリの同じ美容院に行っていますが、担当していた人も本当は怖かったそうです。その当時は毎日自分でお尻にビタミンを注射していました。
そのすさまじい抜け毛は数ヶ月におよび、その後も髪が薄くなって行くような気がしていました。

その後2年くらい、毎年秋になると３週間、毎日ビタミンを注射していました。
かかりつけの皮膚科の先生には、「アジア人の女性はシワが少ない分髪が薄くなる」と言われ、それからはアジア人の女性で髪が薄い人を見るたびにゾッとしていました。
それ以来、シャンプーもボリュームタイプにして、もちろんヘアコンディショナーなどは使いません。ヘアクリーム、スプレー、ましてパーマネントなど一切なしです。

そんななか、50歳になるとなぜかまた髪が生え始め、今では元のボリューム、もしくはそれ以上です。特に55歳を過ぎてからは、ホルモンのバランスがまた良くなったのか、髪のボリュームに関してはヘアドレッサーに驚かれるほどです。
今の私の髪しか知らない人に、「素晴らしい髪のボリュームですね」と言われるたびに、苦笑いです。

ですから、今、髪の薄毛で悩んでいる方も、長い目で自分に何が必要なのか、研究して試して見る、そして決してあきらめないでください！
後は、髪型で少しはごまかしがきくはずです。でも無理にボリュームをもたせるために、パーマネントやヘヤースプレーなどを使うのは髪に良くないと思います。
髪も肌と一緒で、余計なものは与えない、取りすぎないが一番だと私は思うのです。