米倉涼子さんが、過去に観た映画を紹介するアーカイブ コレクション。
そのときに観た映画から、米倉さんの生き方、価値観が垣間見えます。
日本でも大ヒットしたコメディ『テッド』。命を持ったぬいぐるみのテッドといじめられっ子だった少年ジョンのふたりの友情をめぐるストーリーなのですが、さすがはR‒15指定、本当に下らなくて、最高に楽しかった!
生きているぬいぐるみのテッドはかわいい顔をしているのに、シチュエーションによって声も変わって、しっかりエロく見えてくるんですよね(笑)。
最低!と思いつつもつい爆笑してしまったのは、ジョンと彼女の留守中にテッドが呼んだ女の子たちが部屋でウンチをしてしまうシーン。あとは彼女ができたジョンの家を追い出されてスーパーで働きはじめたテッドが、同僚の金髪のおねえちゃんと倉庫でエッチをするところ。
レストランでジョンと彼女とダブルデートしているシーンでもセックスについての赤裸々トークが炸裂していて、もう本当にどうしようもないぬいぐるみですよね(笑)。
大人になりきれない男の友情を見ながら、女にもこういう形の友情ってあるかもなぁ、なんてことを考えたり。『ハングオーバー』シリーズより笑えるコメディ、DVDも購入し、我が家でテッドのぬいぐるみを飼っているほどおすすめの一本です。
このページは、女性誌「FRaU」(2013年)に掲載された
「エンタメPR会社 オフィス・ヨネクラ」を加筆、修正したものです。
『テッド』
いじめられっ子のジョンが願いをかけて、命を吹き込まれたテディベアのテッド。27年の歳月が過ぎ、ジョンとテッドはマリファナ好きのダメ中年に。ジョンは彼女ができたことを機に、テッドとの生活を変えようとする。