今年もあと一ヵ月、そろそろ年末年始の旅行を計画し始めている方も多いのではないでしょうか? 「大開運日」や「吉方位」などがあるように、旅と運気はとても密接。せっかくならツキのある場所に出かけたいですよね! そこで今回は『オリエンタル占星術』でおなじみの占術研究家・水晶玉子さんに、2019年に運を呼びこむ旅先、さらに初詣におすすめの寺社仏閣を教えていただきました!
2019年は“俯瞰の視点”と“発見・学び”がポイント!
まずは来年の全体の運勢から。2019年はどんな年になるのでしょうか?
「いまは世の中が大きく動く時期。そのピークは2020年ですが、日本ではまさに東京オリンピックが行われますね。前回が戦後の日本に大きな飛躍をもたらしたように、このオリンピックに向かっていろいろなことが変わっていきそうです。オリエンタル占星術では27宿のうちの『昴(ぼう)宿』にあたり、とくに私たちの生活の根本をガラッと変えるようなことがあるかも。こうした変化の波に飲み込まれないよう、2019年では視点を高くし、物事を長期的にとらえることが大切ですね」
大切なのは、変化に動じないための俯瞰の視点。そんな年に、旅はとてもいいアクションになるのだとか。
「たとえ1日でも日常から離れると、それが普段の生活の見直すきっかけになり、俯瞰の視点へつながります。また知らない土地を訪れると、自分が当たり前だと思っていたことがまるで違っていたりしますよね。日本だけで見ても、エスカレーターで立つ位置が東と西で逆だったり、地域によって独自の食文化があったり。そうした小さな気づきが、新しい視点を持つためにとても大切なんです」
今年のパワースポットはずばり“行ったことのない場所”
これまでとは別の視点を持つことが大切な2019年は、行ったことのない場所に“あえて”行ってみるのが吉。昴宿は“知性”のイメージが強いため、初めての土地から得られる情報や知識も自分の活性化につながるそう。
「毎年同じ場所をリピートしているという人は、今年は旅先を変えてみるといいかも。行ってみたらがっかり、なんてこともあるかもしれないけれど、それもひとつの経験、学びなんです」
訪れた先でどこを巡るかも重要。2019年の干支は『己亥(つちのとい)』ですが、己は平たい土地のイメージ、亥は「骸」という字の中にもあるように“骨”を意味するのだとか。
「埋もれて見えないもの、物事の本質といった部分に光が当たる年なので、目立たなくても良質なもの、好きな人にはその価値がわかる、といったスポットにツキが。定番の観光地やお決まりのコースで済ますのではなく、一つひとつの行程を自分でクリエイトするような旅がいいですね」
『オリエンタル占星術』には“果樹園”“博物館”といった27宿別のラッキースポットも掲載されているので、こちらもぜひ旅先での過ごし方の参考に!
また「カニを食べにいく」「あのホテルに泊まりたい!」というように、明確な目的をもった旅もおすすめ!
「なんなら“好きなアイドルのために地方遠征”とかでもOK(笑)。自分の興味や好きなものを旅と繋げると、自分からはチョイスしないような場所にも出かけるきっかけになってくれるんですよね。グルメや名所といったその土地の魅力を知ることも、新たな学びに繋がります」
2019年で旅にツキがあるのは5月と8月とのこと。年末年始に旅行はムリ、という人は、ぜひこのタイミングに計画してみては。
2019年の初詣は、格式高い“一宮”の神社へ!
2019年を象徴する昴宿は、27宿のなかでも格の高い宿。なので初詣も、格式の高い『一宮(いちのみや)』の神社がおすすめです。
「一宮とは、その地域で最も格式が高いとされる神社のこと。ただこれは平安時代に制定されたものなので、出雲大社(島根県)や諏訪大社(長野県)のように現在も全国から参拝客が訪れる神社もあれば、なかには交通事情や地域の過疎化などで人足が途絶え、今ではやや寂しくなってしまっているところも。それでも、古くから聖地とされている場所なのでどこも雰囲気は抜群。そこに神様の存在を感じた、昔の人々の気持ちがわかると思いますよ」
そして、お参りの仕方にもワンポイントアドバイス。お願いは、『今年は○○○できるように頑張るので、よろしくお願いします』というように、神様へ誓いを立てるのがコツなのだとか。
「自分の努力は大前提、内容は具体的に。“目上の方”へお願いしているのを忘れないことですね(笑)。その年の目標が自分の中で明確にすると日々の過ごし方も変わるので、これだけで運気アップにつながりますよ。あとはおみくじもいいですね! 吉凶だけでなく、書いてある言葉にもしっかり目を通して、自分では得られない“気づき”のきっかけにしてください」
年末年始の開運アクション、大掃除は“旅行前”に!
最後に、旅行へ出かける人はもちろん、そうでない人も実践できる開運アクションを聞いたところ、大掃除だけは絶対に!との答えが。
「神社が隅々まできれいに掃き清められているのは、神様はそういった清浄な場所にこそ宿るものだから。旅先でどんなにいいパワーをもらってきても、格の高い神社にお参りしても、家が“汚部屋”じゃ意味がありません。日々生活していれば、家の中が散らかったり汚れたりするのは当たり前。だからこそ年末くらいはきちんと掃除して、いい運気をしっかり迎えいれてくださいね」
いかがでしたか? 旅をより楽しく、新しい年をハッピーに過ごすためのヒントになれば幸いです! 次回は「親族に喜ばれたイチ押し土産を教えて!」です。こちらもどうぞお楽しみに。
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著者 水晶 玉子 1400円(税別) 集英社
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