米倉涼子さんが、過去に観た映画を紹介するアーカイブ コレクション。
そのときに観た映画から、米倉さんの生き方、価値観が垣間見えます。
実はレオナルド・ディカプリオがちょっと苦手な私。ディカプリオ演じるギャツビーが登場するまでかなりじらされるのですが、今回もデキるビジネスマンには見えず、最後まで違和感がありました。
好きな人のために部屋をお花でいっぱいにして待 っているシーンも、何だかコントのようで……。でも贅を尽くした、まるでミュージカルのようなパーティーシーンは圧倒的。プールに沈むカクテルグラスまで美しかった!
ティファニーの指輪が映し出されるシーンも、衣裳やセットもパーフェクト。端から端まで抜かりなく、バズ・ラーマン監督のきらびやかなセンスと美意識が生かされた作品になっていると思います。
このページは、女性誌「FRaU」(2014年)に掲載された
「エンタメPR会社 オフィス・ヨネクラ」を加筆、修正したものです。
『華麗なるギャツビー』
バズ・ラーマン監督が『ロミオ&ジュリエット』でも組んだレオナルド・ディカプリオを主演に迎え、F・スコット・フ ィッツジェラルドによるアメリカ文学の傑作を映画化。ひとりの女性のためにすべてを捧げる男の思いを描く。