これまで、たくさんの場所を親子で旅してきたという、美容家の小林照子さん、ひろ美さん親子。どんな旅をしてきたのか、エピソードをおうかがいしました。みなさんは、お母さんと旅にでていますか? お二人の話を聞くと、親子旅に出かけたくなります!


ひろ美さん 私が小さい頃から現在まで、旅は母と一緒に行くこと、とても多いですね。最近はアジアや国内が多いんですけれど、それは、あんまり長いフライトだと、やっぱり母が疲れちゃうかなーと思うのでーー。

照子さん かなーと思うだけで……(笑)。

ひろ美さん 案外(笑)大丈夫みたいということもあって、ニューヨークにも一緒にいったり、あとはまだ私の頭の中で思っているだけですけど、ギリシャのサントリーニ島にも連れて行きたいなって思ってます。

照子さん 回数で言えば年に4回ぐらい旅に出ているかもしれませんね。国内国外を合わせれば。いつも年始には京都の鞍馬寺にお札返しに行ったり、恒例旅も含めるとそのぐらいになりそうです。

編集部 どんな風に旅に行こうって始まるんですか?

照子さん 外国の場合はひろ美が行こうよ、っていうところから始まりますね。

ひろ美さん 私は休みがあると海外に行きたくなるから(笑)。あとは母がニューヨークに行きたいんだけど、って言ってきて、私が足となり口となりついていくこともあります。

編集部 どうして照子さんはニューヨークへ行きたかったんですか?

照子さん 若い時は休みがとれたらニューヨークに行っていてね、それが懐かしくて行きたくなりました。ひろ美といくといいのは通訳がいるってことね。昔一人で行ってた時は、英語はそれなりだったと自分では思っていました。ところが、ひろ美が中学生の頃だったかしら、「お母さんの英語、変だよ」って言い出して。これからは私が勉強するって言い出したのよ。

ひろ美さん 母は身振り手振りで伝えて伝わっちゃうタイプで、文法はめちゃくちゃだったんです。笑い話があって、バスに並んでいた時に隣の人に話しかけたんですが、 “first I go” っていうから、バスが来たときにみんなが譲ってくれちゃったんです。みんな優しいわね、って言うから、違うわよーって(笑)。

照子さん 私はここに初めて来たっていう世間話のつもりだったのにね。でも、そんなこともあって、ひろ美は英語に関心を持ってくれたのはよかったわよね。

編集部 親子で旅をするよさってなんですか?

ひろ美さん もちろん、それは母とだと気を使わなくて楽というのがありますよね。旅先の開放感でぶっちゃけトークしたり、それが高じて喧嘩になって、傷をなめあって、鼓舞しあって、元気になれる。個人的にも旅は心の栄養だと思っていますが、母とだとそれが素直に感じられますね。

編集部 旅慣れたお二人ですが、体調管理で気を使うことはありますか?

ひろ美さん まず、普段飲んでいるインナーケア系のサプリはすべて持っていきますね。やっぱり、普段と生活の環境もリズムもかわるので、腸内環境も乱れがちだし、飛行機では乾燥も気になるし、あとは睡眠も変わりますからね。簡単な運動器具も持っていきますよ。肩甲骨をほぐすボールだったりがあると、リフレッシュできますから。あとはお風呂ものも持っていきます。なるべく、巡りを妨げないように気を使います。

編集部 旅の荷物は、現地調達ではなく、全て持って行く派なんですね。

照子さん 私も用意周到なのよ。だから常に大荷物。

ひろ美さん 母は日焼け対策、防寒対策はいつもばっちりです。ビーチにいっても日焼けしたくないから、手足も日焼けしないように長い服をきて、上からスカーフかぶってるから、プールサイドでも中東の大富豪のような出で立ちで(笑)。でも、やっぱりちゃんとガードしてるから日焼けしないんだなって感心しちゃいます。

編集部 照子さんの美肌の秘訣ですね。ひろ美さんは用意周到だけど小荷物ですよね。

ひろ美さん 小さいトランクから色々飛び出してくる感じですね。スキンケアやサプリやシャンプーなど、その日使うものごとに小分けにジップロックにいれて、日数分もっていって、どんどん消化するの。そして生まれたスペースにお土産を入れます。

照子さん 旅慣れてるわよね。

ひろ美さん 何度も旅していると、持っていったけど全然使わなかったもの、一週間だとこれは切らしたらダメなんだとか、選抜できるようになってきたからかな。経験の積み重ねですね。

 
 
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