山田孝之の【脱イケメン】がイケメン史の歴史を変える


デビュー時はピュアな美少年だった山田孝之はヒゲをぼうぼうに生やしたり、「勇者ヨシヒコ」シリーズなど福田雄一監督作品で“笑い”に挑んだり、イケメンとは別の道を模索します。ヒゲぼうぼうはともかく、笑いはやがて芽を出し、山田孝之だけにとどまらず、世の中全体の男子のありように大きな影響を及ぼしていきます。

最たる例が、18年暮れ、ドラマ『大恋愛〜僕を忘れる君と』(TBS)で戸田恵梨香演じるヒロインの相手役に抜擢され高い支持を得たムロツヨシです。「喜劇役者」を名乗り、長いこと笑いをやってきたムロは「優しくて面白い」ことが魅力とされる役を完璧に演じ、恋愛ドラマの相手役は顔のいいイケメンに限らないことを実証してしまったのです。